デジタルサイネージのコンテンツ制作ブログ

はじめに

デジタルサイネージのコンテンツ制作サイト「ピクトパスカル」を立ち上げて、1年半になる。
これまではサイトの構築と基本コンテンツの制作に追われ、オリジナルコンテンツの制作が遅れてしまった。
もちろんこれまでのコンテンツのオリジナルコンテンツだが、ここでいうオリジナルコンテンツとは、
ゼロからの動画撮影であり、今までにはない新しいコンテンツの見せ方や表現方法の演出だ。
サイト運営が本業では無いことを言い訳にズルズルと先延ばしにしてきたオリジナルコンテンツの制作を
いよいよ始めることになり、これをきっかけにデジタルサイネージの制作ブログをスタートさせることになった。
週1回のアップを目標に書く決意でスタートするが、いつまで続くかは正直、自信がない。
制作のアイデアや撮影現場のリポートなど、書きたいことは山ほどあるがネックなのは文章が苦手なことだ。
制作現場はシークレットゾーンが多いのでブログはコンテンツのアップ後の投稿が多くなると思うが
デジタルサイネージの制作に関わる多くの方のひとりにでも何か参考になることがあれば幸いである。
サイト運営会社 株式会社RUN&GUN
代表取締役 豊﨑 竜信


ブログ・リスト

気ままに綴るブログではあるが、幾つかのカテゴリー分けしたページに整理していきたい。
特にカテゴリーに当てはまらないブログは「コラム」にまとめようと思う。
淺知恵や勘違い、思い込みなど、取るに足らないブログであるがご了承を。


デジタルサイネージのコンテンツ制作ブログ

ブログ#054 デジタルサイネージ用有機ELディスプレイ

先日、有機ELディスプレイを開発しているメーカー様からお誘いを受けて、開発中のディスプレイのデモと、有機ELディスプレイを活用した新たな空間創出の可能性を討議させて頂いた。今、一般のディスプレイの主流は「液晶パネル」である。液晶パネルはLEDなどの「バックライト」から光を放出し、「液晶」で明るさを調整。調整された光が「RBGのカラーフィルター」を通ることで映像が表示される。特徴としては、映像が明るく、色々なサイズのモニターを生産しやすい。課題としてはバックライトの光漏れによる黒の表現と、パーツが多いため薄型化と軽量化に限界がある。それに比べて「有機ELパネル」は「自発行方式」で、発光材料にジアミン、アントラセン、金属錯体などの有機物を使用するらしい。私にはまったく未知の世界であるが、特徴としては、1画素ごとに明るさを調整できるので、「完全な黒」を表現できる事と構造が単純なので薄型化と軽量化が可能となる。見せて頂いた24インチの有機ELディスプレイは厚みが6mmで重さは489gであったのには驚かされた。そして画質面だが、ディスプレイのクオリティーを決める要素は大きく3つで、「コントラスト比」「色域」「対応速度」である。「コントラスト比」はモニターの輝度(明るさ)を表し、「500:1」など、白(最高輝度)と黒(最小輝度)の輝度比で表示される。液晶ディスプレイが1000:1なのに対し、有機ELディスプレイは、1.000.000:1。何と1000倍である。「色域」は人間の目で認識可能な色の範囲の中で、さらに特定の色の範囲を定めたものだ。これはちょっと複雑なので、簡単には説明できないが、 有機雄ELは液晶よりも約1.2近い「高色域」を表示させることが出来る。そして「対応速度」。これも簡単に言うと、液晶パネルの各画素の表示切り替え速度を示し、通常は「黒→白→黒」の表示時間を「応答速度」として、単位はms(1000分の1秒)で表している。一般には数値が小さいほど、映像の切り替えが早く、残像の少ない鮮明な映像になる。液晶ディディスプレイの最速クラスは1msや2msが存在する。そして、有機雄ELは、なんと0.1msである。以上の3点から比較しても、有機雄ELディスプレイのクオリティーの高さは実証済みだ、難点はただ一つ「高価」な事だけである。そしてこの素晴らしいディスプレイを使った空間創出であるが、すみません。企業秘密なのでここでは書けません。ただ今回この機会を頂いて思ったことは、日本のディスプレイ開発の技術力の高さである。完全国内生産で製造する事も含め、以前「世界の亀山」と称されたシャープの液晶を超える、新たなブランドが誕生したと言っても過言ではないであろう。私としても、この素晴らしいディスプレイに負けない映像コンテンツを制作しなければ、ディスプレイに申し訳ない。長かった梅雨も明けたことだし、夏の太陽の全身に浴びながら、生ビールでも飲んで考えてみたい。

August 2nd, 2020 Toyosaki’s blog