デジタルサイネージの気まぐれコラム

デジタルサイネージが情報発信の媒体である以上、その時代の流れと切り離す事は出来ない。
世界は予想も付かない難問にぶち当たるし、災害や震災など、何時に何が起きてもおかしくは無い。
夢の東京2020オリンピックはコロナウイルスの拡散で延期になり、ステイホームにテレワーク。
それでも人間は変化しながら生き残る道を探る勇敢な生き物である。
世の中が平和で繁栄している時は、それを支えるデジタルサイネージを
世の中が混沌として疲弊している時は、それを支えるデジタルサイネージが必要だ。
今、デジタルサイネージに出来る事を考えていこう。


ブログ#012 2019年を振り返って

早いもので今年もあとわずか。デジタルサイネージのコンテンツ制作サイトを立ち上げて2年目が終わろうとしている。つくづく感じたのは、サイト運営って大変だなということ。サイトの構築や更新、SEO対策やマーケティング、ブログやコラム、Web広告やSNS発信。映像制作しかやってこなかった私にとっては辛い日々でした。コンテンツ制作の方がずっと楽です。でも新しいことに挑戦することは視野も広がるし自分の財産になるのでありがたいです。デジタルサイネージの普及も加速しているので、早く人に任せてディレクションに集中しなければ、良いコンテンツを増やしていけない。来年はオリンピックだしデジタルサイネージのコンテンツ制作以外のお仕事も忙しくなりそうです。オリンピックに関わるコンテンツも追加していきますのでお楽しみに。わたしは年末年始、創作活動に没頭します。みなさま一年間ありがとうございました。良いお年をお迎えください。

December the 26th, 2019 Toyosaki’s blog


ブログ#013 デジタルサイネージとオリンピック

みなさま、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。2020年は待ちに待った東京オリンピック・パラリンピックです。日本中のオリンピック会場でもデジタルサイネージが活躍する一年になることでしょう。ピクトパスカルもこの一年、みなさまに喜んで配信していただける、おしゃれでクール、低価格でハイクオリティーなコンテンツ制作に挑戦していきます。もちろんオリンピック・コンテンツも追加していきます。シリーズ名は「デジタルサイネージでオリンピック・パラリンピックを応援しよう。がんばれニッポン!」です。メダルに挑戦する全てのアスリートを、日本中のデジタルサイネージで応援できれば、これ程の歓びはありません。特に今回はパラリンピックのアスリートの活躍を期待しています。そして多くの感動を味わえる一生で一度のこの瞬間を共有できることに感謝して一年を過ごしたいと思います。
みなさまのご健勝と益々のご繁栄を心よりお祈りいたします。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
令和二年 元旦

January 3rd, 2020 Toyosaki’s blog


ブログ#019 新型コロナウイルスと情報発信

ロイターの発表によると、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は27日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大について「パンデミック(世界的流行)の可能性がある」とし、自国には感染しないという考えは「致命的な誤り」と各国に一段の警戒を促した。南極大陸を除いて全ての大陸に広がった新型コロナウイルス。日本ではコンサートやイベントが軒並み中止され、昨日27日には全国の小中学校の休校。今日28日には東京ズニーランド・ディズニーシーの休園が決まった。大企業はテレワークに切り替えるなど日本はもとより世界中の英知を絞り出しウイルス拡大を阻止しなければならない危機に直面している。私を含め個々で出来る感染予防を徹底することは当然として、最新で正確な情報を共有することが最も大切な事であろう。政府は危機感を更に高めてこの国難にあたってもらいたいし、正確な情報を発信してほしい。私には中国や韓国にも友人はいるし、イベント業界で働く多くの友人、アジアツアーが中止になったミュージシャン、受験に挑戦する親族、海外留学を控えた家族、オリンピックに向かって最終調整しているアスリート。昨年ブースを出店したデジタルサイネージの日本最大のイベントである「デジタルサイネージ・ジャパン」も昨日中止が決まった。そして感染の疑いのある友人も出てきた。世界中の人々がウイルスの終即後に様々な危機に直面することが避けられない中で、デジタルサイネージを使用して自分に出来る事はないかを模索している。そして、この世界的脅威が各国の文化やイデオロギーを超えて、新たな人間の価値観が生まれることを願わずにはいられない。

February 28th, 2020 Toyosaki’s blog


ブログ#021 デジタルサイネージと3.11

東日本大震災から9年を向かえた。実に時の経つのは早いもので、歳を取ってくるといっそう早く感じられる。9年経っても復興はあまり進んでいなく感じるのは私だけではあるまい。未だ仮設住宅で暮らす人、未だ避難区域で家に戻れない人、原発事故の汚水処理等々。数年前までは、目に見えて復興した「日本」をオリンピックで世界に向けて発信するイメージしか持っていなかった。9年前の震災の時も1年近く仕事が無くなり本当に悲惨だったが、東北の方々の事を想うと泣き言など言ってはいられなかった。そしてまたコロナによる大打撃。デジタルサイネージの事業を立ち上げるきっかけとなったのもあの震災で、何が起こっても最低限は仕事が回っていく基盤を作るためだった。そしてデジタルサイネージでも無料のチャリティー・コンテンツを使って復興の支援も出来るようにしたかった。現実はそんなに甘くなく、未だ試行錯誤の毎日だ。3.11になると9年前に撮影した「東日本大震災 50日目の記録」を振り返る。震災の爪痕の中に「希望」を見つけに行った私にと取っては貴重な体験だ。メディアであろうがデジタルサイネージであろうが情報を発信する側にはそれなりの覚悟が必要である。自分の考えている事や感じた事が絶対であるはずが無いからこそ、苦しみながら吐き出す。そしてまた苦しむ。また吐き出す。3.11の時以上に先の見えない今、何を苦しむかが大切なんだと思う。

March 13th, 2020 Toyosaki’s blog


ブログ#023 デジタルサイネージとロックダウン

東京のロックダウンの可能性は高くなるのか?「ロックダウン」=「都市の封鎖」とは、公共施設などで、外部からの闖入者に対して内部の人間の安全確保のため建物を封鎖することや、人々の勾留、屋外活動を全面的に禁止して監禁することとある。東京都の呼びかけである「不要不急の外出を控える」ことはロックダウンには当てはまらないのかも知れないが、少なくとも私たちが経験のしたことのない異常事態が迫っている。東京2020オリンピック・パラリンピックも来年の夏に延期が決まり、私の回りでも立ちゆかない人々が大勢いる。ウイルスとの戦いに勝利してオリンピックを迎えることは素晴らしい目標としても、本当にオリンピックまで持ち堪えられるのか?もし街がロックダウンされたとしても、人の行き来が無くなるわけではない。飲食店や様々なサービスを行う店舗が閉まってしまってもデジタルサイネージを使ってメッセージは発信できる。今、私たちが出来る事は、ひとりひとりがコロナウイルス拡大を防ぐ努力を怠らないこととそれぞれの立場や環境下で人を励ます事ではないか。デジタルサイネージもその役割が果たせれば嬉しい限りだ。これは人類の英知とウイルス戦いだ。

March 27th, 2020 Toyosaki’s blog


ブログ#025 デジタルサイネージとライブ配信

コンサートやライブ、イベントや講演会など、ありとあらゆる集会が自粛されている今、増えてきているのがライブ配信だ。無観客のステージパフォーマンスの配信。スマートフォンのみで出来る自宅ライブ。大学のネット授業。企業のネット配信でのセミナー。スポーツ選手のSNSでの発信など。集まれないのであれば、各自の元へ届けるこのアイデアは素晴らしいと思う。私もコロナ自粛で中止になったアリーナイベントが月末にライブ配信で行う事が決まった。もちろん制作予算は実施予定の10%にも満たないが、この時期に仕事が発生するだけでも得るものは大きい。仕事を廻してくれた制作会社には本当に感謝している。緊急事態宣言で休業を求められている施設や店舗、飲食店などは出来ないが、休業を求められていない店舗はデジタルサイネージを有効に使って、エンターテインメントのライブ配信や、コロナ拡大防止のメッセージ、不眠不休で戦っている医療関係者へのエールを配信するなど、いくらでもアイデアはある。デジタルサイネージであろうが、スマホであろうが、今はライブ配信を使ったサービスが最も有効だ。新しいサービスだと「ネット飲み会」なども人気があるそうだ。テレビ会議やチャットを使って、気の合う仲間が集まってのネット上の飲み会である。外出自粛でストレスが高まっている人々はさらに増えることであろう。そして決して望まないことだが、このウイルスとの戦いは長期戦になりそうだ。今こそ「映像の力」を屈ししてこの国難を乗り越える知恵を考えていこう。

April 10th, 2020 Toyosaki’s blog


ブログ#027 店舗再開後のデジタルサイネージ導入

新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が延長され、多くの飲食店やサービス業の方を苦しめている。テイクアウトなどの生き残る為の知恵や通常営業に戻った時の顧客獲得対策等の相談を受けることも多くなって来た。国にも多くの対策を期待したいがデジタルサイネージの運用をサポートできる補助金も幾つかある。ひとつは「小規模事業者持続化補助金」で、チラシやネット広告などの販促に関わる費用を2/3補助するもので上限が50万円まで。もうひとつは「IT導入補助補助金」でデジタルサイネージなどのITツールの導入が1/2から2/3へ拡大。最大450万円まで補助してくれる制度である。この二つの制度を利用してデジタルサイネージのハードの購入、コンテンツ制作費をかなり抑えることができる。通常営業に戻れば今までのやり方では生き残れない世界が待っている気がする。そう言う私も人ごとではなく、会社存続のために色々な補助金や支援制度の申し込みに格闘している。私の最も苦手な分野だが、幸いなことにコロナの影響で申請が簡略化している。莫大な事業計画書や売り上げ予想など無くても申請できる制度が多いので、今を乗り切る為の制度、未来の為の制度をうまく活用し、デジタルサイネージの導入を考えてみるには絶好の機会かも知れない。

May 09th, 2020 Toyosaki’s blog


ブログ#056 ヒロシマ原爆投下から75年

今日8月6日は、広島に原爆が投下されて75年になる。毎年行っている平和式典も、コロナ感染拡大を避け、自粛した形で行われた。広島の原爆による死者は14万人である。その3日後の8月9日には長崎にも投下され、死者は7万4千人であった。立った3日、たった2つの爆弾で、その年の12月までに21万4千人の尊い命が奪われた。その後、現在まで、原爆の後遺症で亡われた方は多い。原始原爆投下の理由、背景と経緯は様々語られているが、太平洋戦争という諸国の巨大エネルギーのぶつかり合いの中で起きた人類最大の悲劇に違いあるまい。反核運動は世界中に広まりつつも、未だ核軍縮は難しい国際問題として、各国相手の出方を威嚇しているようだ。政治の世界だけに任せておけないこの問題は、多くの文化・芸術策を生み出している。ピカソの絵画「ゲルニカ」しかり、日本漫画「はだしのゲン」など。そして被爆を題材にした小説も多くあるが、有名なのは1965年に出版された井伏鱒二の小説「黒い雨」であろう。私も読んだし、田中好子が主演し映画化された、映画「黒い雨」も素晴らしい作品だ。「黒い雨」とは原子爆弾投下後に降る、放射能入りの「黒い雨」の事である。先週も原爆被害者達から、当時に降った「黒い雨」の範囲を巡って裁判が行われた。裁判の結果は、当時の範囲を覆し、被害者団体の勝訴となった。やっと親族が「原爆被害者」と国が認めたのである。75年の気の遠くなるような戦いは想像にも及ばない。今後も世界中で「非核運動」は高まっていくに違いない。そして3日前、驚くべきニュースが飛び込んできた。被爆から75年となることし今年、NHKが日米の若い世代を対象にアンケート調査を行った結果、アメリカ人のおよそ7割が「核兵器は必要ない」と答えた。今までのアメリカの若者は「原爆投下によって戦争を終えることができた」という認識が多かった。それが、この世界中のコロナウイルスの脅威や、地球温暖化、貧困の問題など、「人間どうしで殺し合ってどうする」との、当然も意識の変化であろう。デジタルサイネージを含め、映像文化の分野でも、「黒い雨」などの芸術作品には及ばずとも、意識をしていくとが、大切だと感じている。世界で唯一の被爆国である日本は、これから先も「核廃絶」に対して、大きな「責任」と「使命」と「義務」と「権利」があると、ある署名は平和学者が語っていたことが忘れられない。これからも少しはタイムリーなコラムも書いていこう。

August 6th, 2020 Toyosaki’s blog


ブログ#059 ハワイ・戦艦ミズーリで初の「原爆展」

昨日、終戦記念日を前にして素晴らしいニュースが飛び込んできた。米現地時間13日にハワイの真珠湾にある戦艦ミズーリ記念館で、初の「ヒロシマ・ナガサキ原爆・平和展」が開催された。今年の被爆75年の節目に合わせて長崎、広島両市と戦艦ミズーリ保存協会が主催し、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館が協力して実現した。「原爆展」は1995年以降、19カ国51都市で開催されてきた。今年は被爆75年の節目であり、米国での開催を計画してきたらしい。そして戦艦ミズーリは1945年9月2日、日本が降伏文書に調印した場所でもある。原爆展では、被爆の悲惨を伝える被爆者の遺品や、写真パネルやのほか、広島で被爆し、急性白血病のため亡くなった女性が病床で作った折り鶴、2016年に広島を訪れたオバマ前米大統領が贈った折り鶴なども50点展示された。原爆投下の当時の米大統領トルーマンが原爆投下の理由のひとつに1941年12月8日の「日本の真珠湾攻撃」を掲げている。一般には「奇襲攻撃」とされているが、本当の意味で「奇襲」であったかは定かではない。しかし真珠湾攻撃が引き金になり太平洋戦争に投入していったことは事実である。そして1945年8月6に広島へ原爆投下。8月9に長崎へ投下。8月15日に終戦を向かえる。原爆投下と終戦に大きく関わる真珠湾での開催は大きな意味があるだろう。展示会にはデジタルサイネージは使用されていない様であった。このような最も価値のある展示会こそデジタルサイネージを多用しても良いと私自身は思っている。ディスプレイの技術も発展してきて、写真にも劣らない展示が可能になってきている。私も以前、核兵器のドキュメンタリーも3度制作している。また核廃絶をテーマにした平和展の演出も担った。その経験経験から、映像が持つ力はやはり大きい。映像でしか伝えられない事も存在するだろう。政府も防衛費を削減して、原爆展のリニューアルに予算を付けて貰いたいものだ。核や原爆投下については国や民族によって、様々な考え方があるであろう。しかし、このニュースでインタビューに応えていた被爆者の女性のメッセージが真実に違いない。「悪いのはアメリカでも日本でない。悪いのは戦争だ」。「原爆展」は11月30日まで開催される。先日のコラムで書いたように、アメリカの若者の核兵器に対する意識の変化が更に進む事を期待したい。そして8月15日が永久終戦記念日になることを心から祈りたい。

August 15th, 2020 Toyosaki’s blog


ブログ#066 9.11「追悼の光」

2001年9月11日、米ニューヨークの世界貿易センタービルのツインタワーに、ハイジャックされた2機の旅客機が相次いで衝突。ビルは炎上し、一瞬で崩れ落ちた。この国際テロ組織「アルカイダ」が起こした「アメリカ同時多発テロ」は、戦争の世紀であった20世紀から、平和の世紀である21世紀に入ったばかりに起きた、国間の戦いではなく、「テロリストとの戦い」の始まりとなった。そして、リアルタイムで全世界に配信されたショッキングな映像は世界中を恐怖に陥れた。私も仕事先のホテルでリアルタイムに見ていた。最初はスピルバーグの新作映画の、ゲリラ・プロモーションではないかと、本当に疑ってかかっていた。こんな悲惨な映像がこの世にリアルに存在するはずが無い。そして、それが現実だと叩きつけられたのが、ビルが崩れ落ちる映像であった。あのツインタワーが、あんなにも脆く崩れ降りてしまうのか。映画であったら、あんな崩し方は絶対にしないと思ったからだ。そしてリアルな映像が持つ力にも圧倒された記憶がある。私も取材で世界貿易センタービルを訪れたこともあるし、ニューヨックの国連本部ビルも取材した。ニューヨークは思い出のある街であるし、ニューヨークで暮らす友人も数名いたので、彼らの安否が心配であった。数時間後に安否が確認できた友人もいたが、何日も確認ができない人もいた。ワシントンの国防総省(通称ペンタゴン)も標的になり、民間機4機がハイジャックされたこのテロで日本人24人を含む2977人が犠牲となった。そして衝撃だったのは、この日本人24人のひとりが、私の知人の兄であったのだ。二番目に衝突したユナイテッド航空175便に搭乗していた。日本へ向かう途中だったという。二人のお子さんの存在も知っていたので心が傷んだことが忘れられない。9.11が来るたびに二人のお子さんの成長を願わずにはいられなかった。今では父親を誇りとして見事に社会で活躍されていると聞く。4機の内、ペンシルベニア州の平原に墜落したユナイテッド航空93便は、乗客と乗員たちがハイジャック犯に抵抗したため、標的であったとされるホワイトハウスには到達しなかった。この便の乗客と乗員の勇気の行動がなかったら、アメリカの報復は核戦争にまで発展していたかも知れないと私は思ってしまう。9.11を題材にした映画は多く制作されている。このユナイテッド航空93便の離陸から墜落までを忠実に再現したノンフィクション映画「ユナイテッド93」もあるので、興味のある方はご覧頂きたい。現在、世界貿易産業ビルの跡地は「グランド・ゼロ」(爆心地)と呼ばれ、事件を伝える「9.11メモリアル博物館」や犠牲者を追悼する記念碑が設置されている。毎年9月11日には追悼式典が行われ夜から翌朝まで2棟のビルに見立てた青い光のツインタワー「追悼の光」が、ニューヨークの夜空を照らし出している。2001年9月11日のテロとの戦い、2011年3月11日の自然災害と原子力との戦い。来年の2021年はウイルスを克服し世界中からアスリートが日本に集まったスポーツの戦いの年であってほしいと心から祈っている。

September 11th, 2020 Toyosaki’s blog