デジタルサイネージの制作エピソード

今まで携わったデジタルサイネージ制作の思い出や
面白かったエピソードを綴ります


デジタルサイネージのコンテンツは映像ビジュアルである。動画であれ静止画であれ、
ディスプレイを通して視聴者に届けるのは、文字や音声情報も含めた「映像データ」である。
デザイナーにはデザイナーのこだわりと産みの苦しみが。カメラマンにも、編集マンなどの
技術スタッフにも、こだわりと産みの苦しみがあるには当然のことであろう。
このページではピクトパスカルのコンテンツ・デザイン制作の裏側や
企画をした意図、思いつきなど、気ままに綴っていきます。


ブログ#018 デジタルサイネージと「ひな祭り」

 日本には「節句」という暦が存在する。古代中国の陰陽五行説を由来として日本に定着した暦であるらしい。伝統的な年中行事を行う季節の節目(ふしめ)となる日で、厄除けなど子どもの成長を願う事や季節感もあり、伝えていきたい日本の文化だと思う。1月7日は七草の節句。3月3日が「桃の節句」でひな祭り。5月5日が「菖蒲の節句」。7月7日が七夕で9月9日が「菊の節句」です。「菊の節句」って知らなかったな。

 ピクトパスカルではこのうち、まずは「ひな祭りコレクション」と題し「ひな祭りフェア」を追加します。日本の大切な文化をデジタルサイネージで継承する事も大事であるはずだ。私は息子二人なので、雛人形も無いし雛あられも食べない。孫に女の子が生まれたら、たぶん雛人形とか買っちゃうんだろうな。それまでは生きていようと決意のできる「桃の節句」になればよいが。

February 21th, 2020 Toyosaki’s blog


ブログ#022 デジタルサイネージと「小さな春」

 桜の開花が春を告げる季節になってきた。デジタルサイネージのコンテンツでも季節の美しさをテーマにしたデザインが増えてきて欲しいものだ。桜と言えば日本では「春の象徴」だ。私も桜の生き方は大好きだ。我が家のベランダの横にも桜の木があるので、その生長はよく観察している。年を超えた時期から開花の準備を始め蕾に栄養を溜め込んでいいき、そして開花が始まると一気に満開。そして一気に桜吹雪となり散っていく潔さ。我が人生もそうでありたいと願いながら、桜の美しさに魅了されている。100年以上前に友情・友好の証として日本から送られた「桜の苗木」がアメリカ・ワシントンのポトマック公園で毎年開花しているのは素晴らし事だ。興味のある方は是非検索してほしい。

 これまで幾度と桜の撮影をしてきたが、「桜」って意外に撮影するのが難しいと毎回思う。地球温暖化の影響か年々「桜」がしろくなっていき、花びらひとつひとつが薄くなってように感じる。撮影の時は、ほのかなピンクの桜を探すのが大変だ。撮影の依頼を受ければ、一輪でも綺麗な桜を見つけて撮るのがお仕事だが、実は私は桜の影で目立たない「小さな春」の方に興味を持って生きてきた。「たんぽぽ」「すずらん」「みもざ」「つくし」などなど、春の訪れを告げる「小さな春」は実に美しく健気である。小さい故、その美の魅力を引き出す為にはマクロ撮影などちょっとだけ苦労は掛かるが、ひとつひとつの花の命を繊細に切り取ってデジタルサイネージのコンテンツとしても増やしていきたいと思っている。植物のマクロの世界に触れる度「蕾」から「地球」と同じ位の生命力を感じるし、おそらく同じだけのエネルギーをもっていることだろう。いま人間に足りないのはこのエネルギーかもしれない。毎年毎年当たり前のように反復を繰り返しながら、十数年を掛けて大樹に育つ「忍耐」。四季を通して自然から教わる事は多いが、特にこの春の季節「小さな春」から教えて頂くことに感謝できる自分であり続けたい。

March 21th, 2020 Toyosaki’s blog


ブログ#077 サイトのリニューアル

 今日、デジタルサイネージのコンテンツ・サイト「ピクトパスカル」をメジャー・アップデートさせた。今回のサイトのリニューアルは大掛かりなものになってしまった。つくづく最初の緻密なサイト構成やSEO対策であるキーワード選択等、初めてのECサイトを立ち上げるのには、やはり力不足であったことは否めない。今回はダークモードに対応して、デレクトリー階層の見直しや、ユーザー目線のページなどを追加してのメジャー・アップデートとなった。Webの世界で生きてこなかった私にとって大変に勉強になったアップデートである。大胆なアップデートとなったのでGoogleくんも驚くことであろうし、暫くは無視をされるかも知れない。それでも将来的な事を考えての決断なので、暫くは辛抱して様子を伺うしかない。

 しかし、これで本業である「撮影やコンテンツ制作」に少し集中できるはずである。ブログや新規ページの文章など、本当にこんな内容を公にしてよいのかと思うほど、幼稚な内容が世の中にさらされる恐怖を感じながら、私は酒に逃げる毎日である。まあ、SNSとかも同じレベルであろうと思って、気にしない習慣も身についてきている。こんな時代である。太く、逞しくなければ、直ぐに滅入ってしまう。明日からは気持ちを新たにして前に進んでいこう。デジタルサイネージのコンテンツ・サイト「ピクトパスカル」を、これからもよろしくお願いいたします。

December 28th, 2020 Toyosaki’s blog


ブログ#092 デジタルサイネージ・ジャパン

 日本国内最大級のデジタルサイネージ産業イベントである「デジタルサイネージ・ジャパン2021」が幕張メッセにて4月14日~16日で開催される予定だ。昨年はコロナの影響でオンライン開催になったが、今年は開催できるか微妙な展開だ。オンラインでの展示会も、やらないよりマシだが、ディスプレイの性能は肉眼で確認しなければわからない。ピクトパスカルも2019年に小さなブースを出展した。今まで展示会の仕事は数多くやってきたが、自分が出展者となるとは予想もつかなかった。隣のブースと友好を深めたり、各ブースに営業したりと、それはそれで勉強になったと思っている。

 デジタルサイネージ・ジャパンはディスプレイ・メーカーの出展が主で、デジタルサイネージのコンテンツに特化した出展ブースはピクトパスカルだけであった。これが日本のデジタルサイネージ市場の現実だ。ハードさえ売れればソフトは後回しにする。展示にしても、せっかく高性能のディスプレイなのに、性能の良さを引き出すコンテンツを映していない。依頼してくれれば私がコンテンツを制作するのにと思ってしまう。そのためにコンソーシアム(共同事業)の提案もしている。しかし、市場はこれからも新しい技術と価格破壊が進んでいくことだろう。デジタルサイネージ先進国ジャパンへの道のりは長く険しい。

January 18th, 2021 Toyosaki’s blog