デジタルサイネージのコンテンツ制作ブログ
【電子看板・見聞録】

デジタルサイネージの撮影機材と編集機材

映像制作を支える多くの機材を
様々な角度から考えてみる

映像制作に30年も関わっていると、まさに映像機材と技術は日進月歩で、
正直、私の歳になると新しい事を取り入れることがしんどく感じる。
アナログ時代にはアナログの良さが、デジタル時代にはデジタルの良さがある。
20年以上経っても、使用できる機材もあれば、数年で使われなくなる機材もある。
私は、なるべく長く使える機材を選びたいと思っているが、技術の進歩は待ってくれない。


撮影機材は、カメラと三脚、レンズとフィルターの四つ巴

撮影機材の中心は「カメラ」である。カメラに付随する機材は果てしなく多い。
三脚やレンズ、マットボックスにファイルター、ジンバルにスライダー、マイクにモニターなど、
幾ら挙げても切りがなく、金額もピンからキリまでの厄介な存在だ。稼いだお金は機材に消えていく。
編集機材は、PCとソフトがあれば、大抵のことはできてしまうので、PCのスペックが大切である。
特に機材が進化しても変わらない基礎的な技術を身につける事は大切である。
ただ、ここは気ままなブログだ。使い方の解説や詳しいチュートリアルなどは無いのでご了承を。


No.071 気になる最新カメラ

No.071 気になる最新カメラ

 私がデジタルサイネージのコンテンツ制作に使用しているメイン・カメラは「Panasonic GH5」である。ミラーレス一眼レフカメラでの動画撮影機として今でも人気なカメラだ。GH4からGH5にバージョンアップした段階で、動画撮影カメラとして不動の座に着いた感があった。発売日が2017年3月だから、まだ3年半しか経っていないのに、その後に登場した多くのカメラに心が揺れながらGH5を使ってきた。コンサートやイベントの長回しでない限り、レンズ交換が可能な一眼の方が高画質で収録できる。一番影響があるのがセンサースペックとレンズの性能であろう。

 私の理想のセンサーサイズはSUPER35mmである。一眼のフルサイズは必要ない。マイクロフォーサーズだと、ちょういと足りない。現在所有のGH5はマイクロフォーサーズなので、次のターゲットとしてFUJIFILMのX-T4を考えていた。動画の画質もかなり良い。センサーも「APS-C」なので、ほぼSUPER35mmに近い。しかしカメラ機材の変更で最もリスクが高いのがカメラメーカーによるレンズマウントの違いだ。X-T4はXマウントなので、今持っているレンズは全て使用できなくなる。今メインで使用しているのがZUIKOの大三元レンズである。大三元レンズとは、F値2.8通しの3本のズームレンズをいう。これをXマウントに変更するには予算オーバーになってしまう。Panasonicでも高感度撮影に適したGH5Sなどがあるので、GH5SとGH5Sの二刀流も考えてみた。これならばレンズ資産が有効に使える。Panasonicの S1シリーズはフルサイズのセンサーなので、写真がメインなら考えられるが、動画がメインなら色々な負担が多すぎると思っていた。そこに来て出てきたのがPanasonic S5だ。フルサイズなのだが動画撮影のスペックは申し分無い。まさか、フルサイズに乗り換えを考えるとは。Panasonicが「APS-C」センサーのカメラを作ってくれれば良いのにと思っても仕方がないので、しばらくはこのまま使っていこう。衝動よ収まり給え!ポチッ!

October 21th, 2020 Toyosaki’s blog


No.072 しかたなくジンバルを購入

 11月に行われる3度の撮影が全て手持ちで行うことになった。激しいダンスや剣舞、狭い厨房で調理シーンの撮影である。使用するカメラはPanasonic GH5である。レンズはZUIKOの7-14 2.8Fと12-40 2.8Fである。GH5は5軸のボディ内手ブレ補正が付いているし、レンズは超広角なので、手持ちでも撮影できると思うし、今までも手持ちで撮ってきた。しかし所詮は写真撮影用の手ブレ補正なので限界がある。そこで、最近撮影に欠かせない機材として定着した「ジンバルGimbal(ギンバル)」を購入した。

 シンバルとは3軸補正のブレシレスモーターの着いたスタビライザーである。スマホ用の小型のものから、大型ビデオカメラ用まで多くの製品がラインナップしている。今回購入したのはである。最近は安価で性能の良いジンバルが多くあるが2019年に発売されたこの「ZHIYUN WEEBILL S」は特に評判が良かった。YouTubeなどで操作性を確認して購入。フォローフォーカスユニットと別のハンドルを付けて総額66.600円。666?オーメンです。専用のスマホフォルダーは5.300円もするので、安いフォルダーで代用した。

 早速テストシューティングしてみたが、なかなか良い。ジンバル自体のバランスが良く安定した映像が撮れた。モーターバランスやスピードコントールを細かく調整すれば、かなり使えるジンバルだ。中国製品なので耐久性が心配だが、作りとしては中国製品特有の煩雑さは感じられない。デジタルサイネージ用の縦型撮影もギリギリバランスが取れそうだ。今まではクレーンやドリー(移動車)など、大掛かりな機材と大勢のスタッフがいなければ撮れなかった映像が、こんなジンバルひとつで、一人で撮れてしまう。そして制作費も人件費も下がっていく。こうなったら、何処までワンマンシューティングで撮影できるかやってみるか?これでドローンが揃ったら無敵になるか、無一文になるか?

October 30th, 2020 Toyosaki’s blog

No.072 しかたなくジンバルを購入

No.074 eGPUで編集という選択

No.074 eGPUで編集という選択

 デジタルサイネージのコンテンツ制作の大きな柱は、映像撮影、映像編集、デザイン制作であろう。もちろんその他の創作作業も多くあるが、静止画ならまだしも、4Kサイズの動画制作になると、どうしてもPCのスペックが作業時間に大きく関わってくる。PCのスペックを決める要素として、CPU(コンピュータ全体の計算処理)、メモリー(データやプログラムを 一時的に記憶する部品)、SSD&HDD(データ記憶ドライブ)がある。そして映像制作、デザイン制作に欠かせないのが「GPU」だ。

 GPUとは「Graphics Processing Unit」の略で、3Dグラフィックスなどの画像描写を行う際に必要となる計算処理を行う半導体チップ(プロセッサ)のことで、GPUはCPUの数倍~100倍以上の計算速度を実現することがある。デスクトップPCでもノートPCでも、このGPUを積んでいるが、このGPUのスペックが作業時間を大きく変えるのである。私のPCは30年間MACだが、MACは初期の頃からグラフィック作業に最適なGPUを積んできた。GPUを交換できる筐体を持ったMACでは、GPUのみを交換しながら処理スピードを上げてきたのである。しかしCPUも限界になり最新のOSもアプリも走らない状態になってしまった。仕方がないので5年ぶりにMACのリニューアルをした。その選択が「eGPU」である。

 「GPU」にはiGPU: Integrated GPU、dGPU: Discrete GPU、eGPU:External GPUの3つが存在している。「eGPU」hはパソコンと接続する外付けのeGPUボックスを利用する物理的GPUとなる。このシステムを可能とさせるのが、PCとeGPUをつなぐThunderbolt 3の技術である。Thunderbolt 3はアップルが開発した、最大転送速度40Gbpsを叩き出すケーブルである。このThunderbolt 3とeGPUのおかげで、外付けのGPUが使用可能になった。であるならば、PC本体のGPUは低スペックでも問題ない。モニターも一体型でなくて良い。早いCPUとそここそのメモリーがあれば、後は全て「外付け」で済んでしまう。そこで選択したのがMAC MINIである。CPUは6コアのi7、メモリーが64GB、2GのSSD。そしてeGPUは AKiTiO Node Titanを選択。グラフィック・ボードはRadeon RX 5700 XT 8 GB。それに8ベイのThunderbolt 3RAIDとEIZOのモニターで、4K映像編集がバリバリできるマシンになった。しかし、バリバリと仕事をしているわけでは無いのが、最大の問題である。

November 12th, 2020 Toyosaki’s blog


No.086 デジタルサイネージとトライポッド(三脚)①

 私がデジタルサイネージの動画撮影でメインに使っているトライポッド(三脚)は「OSKAR HEILER MANNHIM 7007L」である。ドイツの老舗メーカーで、60年から70年代に映画撮影用の三脚として多く製造していた。今なもう無いメーカーだが、eBayなどでビンテージモデルは売買されているが、調べても情報が皆無の謎のメーカーだ。日本にもあまり存在していないのだが、なぜか私は3台所有している。特に1台は新し目の珍しいモデルで一生モノだ。画像検索しても見ることはないので、どうして私の元にやってきたのかが不思議なくらいだ。

 このOSKAR HEILERは、世界中のプロカメラマンに愛されている最高級トライポッド・メーカー「Sachtler」の最上位モデルと、ほぼ同等のスペックを持っている。極寒の地でも耐えられるキア式の100mmヘッドで、パン・ティルト共に7段可変。10段階のカウンターバランスに60cmのカメラバランス、耐荷重30Kgのスペック。写真を違って動画撮影の場合は、やはり三脚がものをいう。屋外の強風でも、びくともしない。1200mmの超望遠でもブレないし、パンやティルトの安定感は抜群である。デジタルサイネージの動画撮影には力を発揮する。ネックなのは重さで9Kgある。この三脚とカメラ機材を担いでのロケはかなりしんどい。体力のある若いスタッフがいない時は、移動だけで体力も気力も使ってしまい、撮影自体が疎かになってしまう。本末転倒である。ドンと構えて撮影するとき以外は、使用頻度が少なくなってきた。

 このOSKAR HEILERに替わる三脚を色々と探したが、なかなか見つからない。軽い三脚は、やはりブレるし、パンやティルトは全く使えない。そこで考案した「新たな三脚」は後日紹介しよう。しかし、もしかしたら、日本に1台しか無いかもしれない、このOSKAR HEILERは、誰かがドイツから持ち込んだのか?外国の撮影スタッフが忘れていったのか?使用頻度も少なく不思議な三脚である。私は「幻のトライポッド」と呼んでいる。このスペックの三脚は、Sachtlerなら100万円を超えてしまうが、私がヤフオクで落札した金額は2万円であった。

January 9th, 2021 Toyosaki’s blog

No.086 デジタルサイネージとトライポッド(三脚)①

No.166 クレーンカメラの魔力

No.166 クレーンカメラの魔力

 東京オリンピックも「安全?安心?」に終演した。無観客にしていなかったら、今頃どうなっていたことか?奮闘した全てのアスリートには心からエールを贈りたい。コロナ渦になって多くなったのがライブ配信の仕事だ。イベントや展示会、コンサートや講演会なども、多くがライブ配信で渦中をしのいでいる。ライブ配信の方がコスト的にも安く、多くの人に情報を発信できるメリットもある。ライヴ配信の仕方も様々で、WEBカメラ1台で行う簡易的なものから、少しでも会場の臨場感を与えようと、カメラの台数を増やすケースも少なくない。そんな時に力を発揮するのがクレーンカメラである。

 クレーンカメラが作り出す映像は、ダイナミックな動きや、人の目線では感じられない俯瞰の映像が特徴である。私も予算がハマれば、必ずと言ってよいほどクレーンカメラを導入している。撮影は大きく2つに分かれる。ひとつは脚本や絵コンテを元に、1カットずつ撮影していく方法と、コンサートやイベントの様子を複数台のカメラでスイッチング収録・配信していく方法だ。私はどちらも担当するのだが、画作りが違うのでクレーンの動きも変わってくる。最近のクレーンはヘッドにカメラを載せ、アームの伸縮やカメラの操作もリモートで行っている。クレーン自体が進化し、簡易な操作が可能となったのだ。昔はカメラマンとフォーカスマンがクレーンに乗り、クレーンも全てをアナログで操作していた。私もクレーンに乗って撮影をしたこともあるが、気持ちの良いものである。

 クレーンカメラでの撮影の思い出は色々あるが、特に印象に残っているのは、読売巨人軍の開幕戦セレモニーの映像制作で、東京ドームでクレーン撮影をしたことだ。撮影は1カットのみ。ホームベースの手前にある読売ジャイアンツのYGマークのヨリから、クレーンバックして東京ドームの天井にティルトアップするカットであった。機材搬入から、撮影、搬出まで、与えられた時間は1時間半。1カットなので綿密な打ち合わせをしておけば、問題ないと思えた。しかし、やはり現場でないと分からない事がある。東京ドームは、ホームベースと、天井の中心がずれていたのである。数回テスト撮影をしても、決まりの画がずれてしまう。時間も迫ってきて、半分諦めかけた時、カメラマンとクレーンスタッフがクレーンのタイミングとカメラワークを修正した。残り時間で撮れるのは1カットのみ。そして1カットで75万の「奇跡のカット」が誕生したのであった。

 先日行ったライブ配信では、私が中継のディレクションをしていないのだが、13台のカメラ中、5台がクレーンカメラであった。個人的な意見だが、クレーンカメラを効果的に使うためには、前後のカット割りが大切だと思っている。無闇矢鱈にクレーンカットを連発することがダイナミックな画作りではない。クレーンカメラの魔力にかかってしまっている。そんな所に無駄な予算を掛けるなら、映像演出に回した方が、最終的にはクライアントの評価も得られることを制作会社もそろそろ気づいてほしいと思う、今日このごろである。

August 9th, 2021 Toyosaki’s blog


No.167 憧れのロケ車「UAZ」

 UAZ(ワズ)はロシアの商用バンで、日本でもコアなファンが多くいる。簡単に言うと日本のハイエース的な商用バンである。日本のロケ車といえばハイエースが定番だが、ロシアではUAZが定番なのだ。UAZは「 Ulyanovsky Avtomobilny Zavod (ウリヤノフスク自動車工場)」の略で、モスクワから900km弱東に位置するウリヤノフスクに本拠を置く自動車メーカーのバンだ。UAZは元々軍事用車両の生産からスタートし、1958年には一般向けのトラックやバンの生産を開始する。1961年にはバンをベースにした救急車UAZ-450Aが発表された。その後カーゴトラックやマイクロバスが開発される。浅い川などは平気で横断できるタフなバンである。

 ソ連崩壊後の2004年には、ロシアの鉄鋼大手セベルスタリのグループ企業がUAZを買収。セベルスタリ自動車の傘下となったUAZは、2006年にはいすゞ自動車と小型トラック”エルフ”のノックダウン生産を開始している。セベルスタリ自動車はその後社名がソラーズに変わり、2017年上半期はUAZの新型車「パトリオット」の販売が好調で大幅な増益を産み出している。

 日本にもバンタイプのUAZ-3909等が輸入されていたが、排ガス規制の関係で2012年以降は輸入がストップしてしまった。2017年にUAZ-2206の輸入販売を株式会社オートリーゼンが開始してくれたので、現在は日本でも購入できる様になった。外観は50年以上ほとんど進化していないが、中身は確実にアップグレードされている。簡単な仕様は、左ハンドルの5速マニュアル、車両総重量2635kg、エンジン排気量2,693cc、燃料はガソリン、最高速度127km/h、パートタイム4WD。写真は「UAZ SGR EXPEDITION」で、¥4,235,000円。決して夢のような金額ではないが、UAZはミニカーやプラモデルが存在していたので、まずはPayPayモールのプラモデルを1,700円でGETした。今年の夏休みの工作はこれで決まりである。いつかは本物のUAZに乗ってデジタルサイネージのロケの旅に出かけたい。ちなみに私のロケ車はエルグランドAPWE50で、救急車にも使われている名車だが、2000年生産なので、車も体もそろそろ限界がきている。

August 11st, 2021 Toyosaki’s blog

No.167 憧れのロケ車「UAZ」

No.205 新しいカメラ LUMIX-S5を購入

No.205 新しいカメラ LUMIX-S5を購入

 先日パナソニックから発売されているフルサイズセンサーのカメラ「LUMIX-S5」とレンズを購入させられた。デジタルサイネージのコンテンツ制作を始めてから、私のメインカメラはLUMIX-GH5でメインレンズはZUIKOの「大三元」であった。大三元とはF値(絞り値)がF2.8通しの広角から望遠までの3本のズームレンズのことである。LUMIX-GH5のメンサーはマイクロフォーサーズなので、カメラは軽量の約645g。レンズもマイクロフォーサーズなのでどれも軽量である。最近はワンオペで撮影することが多く、カメラとレンズ3本、フィルターなどの小物を含めても5Kg以下で軽量なのだ。三脚は撮影条件によって、大型のモデルにもなるが、この「軽量」が、私にとって最大の戦力となるのである。

 LUMIX-GH5は動画撮影に長けたミラーレスカメラだ。これまでは業務用ビデオカメラでの撮影がメインであった。ビデオカメラは当然動画用に作っているので、操作性に長けている。問題は画質である。センサーが小さいビデオカメラはHDから4Kに移行した時にビデオカメラの画質では作品にはならない。GH5にしてマイクロフォーサーズでの撮影にして、どうにか画質は向上した。ミラーレスカメラなのでレンズも交換できることが最大の利点であろう。

 当然フルサイズセンサーのカメラであれば、更に画質は上がる。センサーサイズが大きくなると、暗さに強いく、ボケも美しい。しかしカメラも大型になり、レンズもヘビー級の重量になってくる。GH5セットの倍近くの重さになると「機動力」が鈍くなる。移動することで体力を使い、撮影自体が散漫になるのである。最もその原因は「歳と体力」であることは言うまでもない。そしてフルサイズに移行出来ない理由の最大の理由は、機材の全てが高額になることである。その原因は「財力」であることも言うまでもない。

 そんな金欠状態の中でフルサイズセンサーのカメラであるLUMIX S5を購入させられた経緯を話すと長くなるので、ここでは省略する。カメラの重量は約630gで、フルサイズセンサーなのにGH5よりも軽い。レンズは流石にマイクロフォーサーズよりは重たいが、軽量なモデルも今後増えてくるであろう。そして「デュアルネイティブISO」という技術で、暗い場所での撮影にめっぽう強いことが大きな違いだ。センサーサイスが4倍で、更に高ISOでもノイスが乗らないのであれば、レンズのF値が多少暗くても問題なく撮影ができる。これはそのまま、レンズの金額を大幅に抑えることができる利点につながる。そこで今回はF4通しの広角ズームと標準ズームを併せて購入した。これに望遠が加わればF4通しの「小三元」のセットが完成する。悲しいかな、実は望遠レンズは予算オーバーで購入できなかったのである。それと言い忘れていたが、全て中古だ!

September 28th, 2021 Toyosaki’s blog


No.269 Mac Studio 登場

 コンパクトなボディ。豊富なコネクション。型破りなパフォーマンス。最強のパワースポット「Mac Studio」」が発売される。

 Mac Studioは、まったく新しいMacのデスクトップPCだ。コンパクトなボディに、豊富なコネクション、型破りなパフォーマンス、そして様々な新機能がぎっしりと詰まっている。必要なものすべてに軽々とアクセスでき、あらゆる空間がスタジオに変わる。新登場のM1 Ultraは、パーソナルコンピュータ史上、最もパワフルなチップだ。2つのM1 Maxを組み合わせたM1 Ultraは、かつてないほど負荷の高い作業をパワフルにこなし、複雑な粒子シミュレーションを実行したり、これまで手に負えなかった巨大な3D環境をレンダリングできる。メディアエンジンのリソースが2倍なので、最大18ストリームの8K ProRes 422ビデオの再生に対応することもできまる。これは、他のPCでは絶対に不可能なことだ。

最大3.8倍速いCPU性能
最大4.5倍速いGPU性能
最大3.0倍速い機械学習

最大18ストリームの8K ProResビデオ再生
1,140億個のトランジスタ・最大毎秒22兆回の演算処理
最大5台のディスプレイに対応
H.264、HEVC、ProResエンコード/デコード
最大8TBのSSD(最大7.4GB/sの読み取り速度)

 正にデジタルサイネージのコンテンツ制作にぴったりな最新技術の詰まった最強のパワーマシンである。やっぱりアップルって会社はすごいな。買えないけど。

March 10th, 2022 Toyosaki’s blog

No.269 Mac Studio 登場

No.271 初めて写したフィルムカメラ「Minolta-16」

No.271 初めて写したフィルムカメラ「Minolta-16」

 私が生まれて初めてシャッターを切ったのは、6歳か7歳の時で、カメラは1957年発売の「Minolta-16」であった。写したのは飼っていたトラ猫の「トラ」が玄関先で微睡んでいる様子である。現像が上がった写真は、露出もピントも合っていなかった。それなのに50年も前の写真の記憶は鮮明に残っている。残念なことにその写真は私の手元にはないが、今から思えば、この瞬間に私の中で何かが変わったのかもしれない。

 「Minolta-16」のレンズはロッコールの25mmF3.5(3群3枚)、シャッタースピードは1/25、1/50、1/200の3段階、絞りは3.5、4、5.6、8、11の5段階をそれぞれカメラ側面部のダイヤルで調整する。『Minolta-16』と書いてあるが、会社としてはこの頃はまだ『千代田光学』であった。このカメラに電子的な機能を全く持たない完全メカニカルカメラで、もちろんピント調節の機構は無く固定焦点のパンフォーカスである。フィルムはカートリッジ式で専用の16mm専用マガジンを使い、フィルムサイズは10x14mmで20枚撮りだったらしい。いろいろ調べるとこのシリーズ用に専用の現像タンクや引伸機も販売されていた。16mm専用フィルムマガジンさえあればモノクロフィルムをカットして詰められさえすれば今でも使えそうだ。

 1873年(明治6年)日本で最初に市販カメラを発売したのがミノルタだったが、2006年にカメラ事業から撤退し、「α(アルファ)」などのレンズ交換式一眼レフカメラブランドはソニーに譲渡されて、今でも開発・販売が続いている。デジタルサイネージ事業を引退したら、この「Minolta-16」にモノクロフィルムを入れて旅をしたいと思わせる可愛いカメラである。

ctt_271_minolta_16 March 13th, 2022 Toyosaki’s blog


No.272 初めて買ったフィルムカメラ「OLYMPUS OM-1」

 「Minolta-16」で写真の面白さを感じてから1.2年は「Minolta-16」で我慢ができた。しかし、やはりシャッタースピードは3段階、ピント調節もできないカメラでは、数枚に1枚しかまともな写真が撮れず、小学生の私の小遣いでは、金を溝に捨てるようなものだった。そこで考えたのが、お年玉とバイトでお金を貯め、一眼レフカメラを購入する計画である。4年の歳月を掛けて貯めた全財産で購入したのが「OLYMPUS OM-1」であった。価格は39,500円(ボディ+ケース付き)。カメラ屋のオヤジがビックリしていた事も懐かしい思い出である。

 OM-1の誕生は、昭和47年(1972年)。世界最小最軽量の35mm一眼レフ(1972年当時)として多くの脚光を浴びまた名機である。さまざまな独創的な発想がボディーの小型化とシャッターの作動音、ショックの低減を実現した。シャッターは、10万回という高耐久性を実現。軽量化のため用いる防錆技術、ペンタプリズムの加工技術、耐久性を高める熱処理や表面処理技術など、さまざまなオリンパス技術が凝縮されている。当時いわれていた「一眼レフの三悪」である「重い、大きい、シャッター音がうるさい」の三つを追放したといわれる一眼レフ名機である。

 「OLYMPUS OM-1」でも写真撮影は楽しかった。フローシャッター流し撮りをしたり、長時間露光で天体の起動を写したり、いい被写体を見つけては、一枚一枚丁寧に撮影したものだ。レンズ交換が可能なカメラだが、交換レンズを買うお金などある分けはない。フィルム代と現像プリント代を捻出するのが精一杯だった。そして15歳でバンドにはまり、お金は全て楽器に注ぎ込まれ、「OLYMPUS OM-1」は深い眠りについたままであった。30年の時を経て私の手元に戻ってきたが、レンズはカビだらけ、欠陥パーツも多く使用できそうもない。可愛そうなことをしてしまった。今でも愛好家多く、素晴らしい描写をする名機である。しかし、今思えば、12歳で一眼レフを買ってしまう暴挙は信じがたく、今なおその暴挙は続いている。そして4年間の購入計画を遂行できた貯蓄能力は、それ以来まったく機能していない。そういえば、2020年6月、オリンパスがデジタルカメラを中心とする映像事業を分社化して、投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)に売却すると発表した。1936年以来、創業期のオリンパスを支えたカメラ事業から撤退してしまった。カメラ業界も大きな転換期を迎えている。

March 14th, 2022 Toyosaki’s blog

No.272 初めて買ったフィルムカメラ「OLYMPUS OM-1」

No.273 最近“ポチ”したカメラ「Rollei 35S」

No.273 最近“ポチ”したカメラ「Rollei 35S」

 フログで思い出のフィルムカメラのことを書いていたら、無性にフィルムカメラが欲しくなってきた。かといって、本格的な一眼レフを買って「フィルム写真の沼」にハマるには時期早々である。せめて住宅ローンと次男坊の大学院が終わるまでは解禁できない。それでなければ、別の「恐ろしい沼」にハマってしまう。「恐ろしい沼」とは想像にお任せしたい。

 そんな時には、不思議な出会いがあるものである。とあるカメラサイトを見ていると、そこに一枚のモノクロ写真が掲載されていた。イイ写真であった。いいカメラといいレンズで撮っているのだろうと、機材を確認すると「Rollei 35S」と記されていた。もちろん以前から「Rollei 35」の存在は知っていた。高級コンパクトカメラの元祖と言われる、今でも人気の高いカメラである。

 気になって調べると、元祖高級コンパクトカメラと言われる「Rollei 35」は、1967年の発売当時は世界最小のカメラとして注目を集めた。コンパクトなボディにドイツの名門メーカーの技術が惜しみなく詰め込まれている。レンズは「カール・ツァイス」、シャッターは老舗メーカー「コンパー」、露出計は名高い「ゴッセン」。これらの技術を、緻密にローライがまとめ上げて、完成させたのであるからなんとも贅沢なカメラなのであろう。 Rollei は「Rollei 35」シリーズは全9製品を世に出している。

 私が“ポチ”してしまったモデルは「Rollei 35S」で、1974年発売。Rollei独自のHFTコーティングが施されたSonnarレンズが搭載されたことにより、描写力が向上した最高級モデルである。販売価格の相場は3万〜6万位だが、なにせ50年前のカメラである。コンディションの良いものはやはり高額だ。私は“ポチ”したのはヤフオクで、写真で見る限りレンズのコンディションが良かった。細かな傷やファインダーの汚れなどは写真には影響しない。○円位で落札できるならイイかと思い入札。きっと入札額も上がることだろうと気長に待つこと1週間。入札したこともうる覚えの所に、落札通知が届いた。あーあ、おそらく酔っ払った勢いで入札した記憶が蘇ってくる。みなさん、飲酒オークションにはお気をつけください。

 そんなこんなで、私の所に迷い込んできた「Rollei 35S」。結局、ピント合わせ出来ないカメラを買ったであれば、いっそのこと、さらなる足かせを履かそうと、フルムは「Rollei Retro 80S」を購入した。ISO 80のモノクロフィルムである。さあどんな写真が撮れるか?しばらくはRolleiちゃんとお散歩に出かけよう。新しい世界が待っているような気がしてならない。いいアナログ写真が撮れたら、デジタル化してデジタルサイネージのコンテンツにも追加したいと思う。そして、別の「恐ろしい沼」にハマらないように、しばらくはこの事は内緒にしておこう。

March 15th, 2022 Toyosaki’s blog


No.274 「LUMIX GH6」見参

 満を持して3月25日からパナソニック「LUMIX GH6」が発売される。LUMIXのマイクロフォーサーズ機の中でも、特に動画撮影機能の充実を特徴とするGHシリーズの最新機種である。現行製品であるGH5シリーズの上位機種としてラインナップに加わり、2ラインで併売される。GH6は全部入りの上位モデルという位置付けとなり、機能と価格帯によってGH6、GH5II、GH5S、BGH1の4機種がラインナップした。デジタルサイネージのコンテンツ制作にも活躍しそうなブラックシップである。

 私が使用している「GH5」は、2017年の発売で、写真だけではなく、動画撮影にも強い「ハイブリッドハイエンドミラーレスカメラ」として登場。開発段階では、映像クリエイターなどに活用される事を目指していたが、発売後はそうした層に加え、YouTuberなど、より幅広い層に受け入れられるカメラとなった。マイクロフォーサーズという、通常のビデオカメラよりも大きなイメージセンサーで、より多くのレンズを使用できることからベストセラーとなった。今回は5年越しのメジャーアップデートである。これまで使用してきたZUIKOの小3元(F2.8通しの広角・標準・望遠の3本のレンズ)がそのまま使えるので、さらなる機能に期待したい。

主な機能としては、
画素数:25Mピクセル
動画記録モード:5.7K 60p,30p/4K120p/FHD最大300fps@10bit
対応コーデック:H.264/H.265/AppleProRes422(HQ)
ボディ内手ブレ補正:5軸7.5段効果
メディアスロット:CFexpress type B x1 & SD x1 の2スロット
ダイナミックレンジ:13+STOP
まずまずのスペックである。

 しかしすでに、パナソニックから「弊社の予想を大幅に上回るご予約」により、予約分の一部が発売日当日に届かない場合があると予告されている。頼むよパナさん。私は昨年末から「LUMIX S5」というフルサイズのカメラも使用しているので、しばらくは様子を見たいと思っている。そして、先日“ポチ”した「Rollei 35S」の可能性を探る方が、今の私には関心が高いのである。

March 16th, 2022 Toyosaki’s blog

No.274 「LUMIX GH6」見参

No.287 デジタルサイネージとフィルム撮影

No.287 デジタルサイネージとフィルム撮影

 今日5月5日は、子どもの日である。日本国憲法は1947年(昭和21年)11月3日に公布され、1948年5月3日に施行された。日本国憲法は、多くの犠牲者を出した第二次世界大戦の経験を生かし、平和な国を目指して5月3日制定された。公布日の11月3日は、日本国憲法が平和と文化を重視していることから「文化の日」となっている。ロシアのウクライナ侵攻を受けて、結局、憲法9条では国を守れない、9条を変えて核を共有すべきだという意見も出いきている。憲法改憲か加憲か?ウクライナ戦争や北朝鮮の核ミサイルなど、不安定な世相だからこそ、長い時間と掛けて慎重に議論を重ねてもらいたい。

 今年の5月3日、各地は大渋滞になったようである。普段は人混みを避けて撮影しているが、今日は私にとって大切な日なので、先日購入したオールド・フィルムカメラ「Rollei 35S」に「Rollei RETRO 80S」のフィルムをセットして、電車に乗って古巣である横浜の港に向かった。案の定、私が知る横浜の風景で、一番の人の多さである。コロナの規制がない2年ぶりのGW。誰もがこの連休を待ち望んでいたのであろう。

 「Rollei RETRO 80S」はモノクロ・フィルムでISO(フィルムの感光度)が80である。この数値が大きければ大きいほど、光の少ない環境でも明るく撮影することができる。最近のデジタル・カメラはISOが万単位なので、ISOが80という感度がどれだけ光が必要かはわかっているつもりである。さらに「Rollei 35S」シャタースピードは最高で1/500秒なので、露出を開放でボカそうと思ってもシャタースピードが遅すぎるなどの、撮影の難しさがあるカメラとフィルムの組み合わせだ。

 今日は天気もよく、環境光は問題ないのだが、やはりF11からF16あたりの「パンフォーカス(全体にピントが合っている)」の撮影となった。NDフィルターを使えば調整も可能だが、今回はあえてカメラ・レンズのみでレンズの性能を確認したかった。1日4時間で、横浜の風景を36枚撮影してきた。実はフィルムカメラでの撮影は25年ぶりであった。25年前も仕事でカラーポジが必要になって、先輩のカメラを借りて、何度も取り直したぐらいで、真剣にフィルムカメラと向き合うのは、実に45年ぶりの出来事である。デジタルカメラが主流になって20年も経った今だからこそ、アナログである「フィルム」の素晴らしさを確認したい。当然、撮影した映像は、フィルムを現像してみないと確認できない。36枚中1枚でもその可能性が確認できれば上等である。デジタルサイネージのコンテンツでもフィルムらしい作品を増やしていきたい。

May 3rd, 2022 Toyosaki’s blog


No.308 デジタルサイネージとLUMIX S5MarkⅡ

  私が今、デジタルサイネージのコンテンツを含め、写真や動画の撮影に使用しているカメラが「LUMIX S5MarkⅡ」である。発売前から話題性があり予約が殺到。生産の遅れから手元に届くのはGW前と聞いていたので、4月末の仕事が終わってから使っていこうと思い2月13日に予約を入れておいた。それまでは前機種の「LUMIX S5」で十分?に対応できる。ところが、なぜか2月15日には、私のもとへ届いてしまった。仕事上LUMIXさんとの付き合いは無いので優先される理由もないが、思いもよらずに早めに届いてしまったカメラを1ヶ月も開封せずに寝かしてしまった。早々に予約を入れたのに未だにカメラが届いていない方々に申し訳ない気持ちである。

  仕事の切れ目を機会に、開封しやっと実機に触れることになる。S5とS5MarkⅡの違いはメーカーサイトやYouTubeなど多くの情報があるので、興味のある方は調べてもらいたいが、像面位相差オートフォーカスや手ブレ補正など、多くの新しい技術が入ったこのカメラは、後継機種というより別のカメラと思うような操作感であった。ファンクションボタンやメニューの設定など、未だに悩みながら使いやすいカスタムの設定中だ。お得なレンズキットやキャッシュバックなども含め、これだけのスペックをもったカメラの金額の低さは、「LUMIX」というパナソニックのカメラブランドの新たなムーブメントを起こすきっかけになりそうだ。私も何故かSONYのカメラが好きになれずに、動画カメラはずーと「Panasonic」を使って来ている。名機のGH5以前は、「AG-HMC155」や「AG-HPX250」などの、いわゆるビデオカメラを使用していた。しかし高画質を考えればミラーレス一眼に移行せずにはいられなかったのだ。しかし私はやはり「Panasonic」が好きなのである。LEICAとの技術提供もその大きな要因だと思っている。

  GH5からS5への移行の時は、センサーサイズやレンズマウントの違いから、多くの機材の入れ替えを伴い負担が大きかった。しかし、今回はマウントも同じなので、カメラゲージなどの周辺機器のみの整備で大丈夫そうである。6月には更にハイグレードな「S5MarkⅡX」が発売される。その時点でのさらなる乗り換えも考慮しながら、今後のカメラビジョンを考えていきたい。LマウントレンズもSIGMAなども良いレンズが増えてきているので今後が楽しみだが、レンズ沼は底なしなので多くの危険が潜んでいる。つくづく思うのは、こんなに安くて優秀なカメラから「映像制作の世界」に入れる今の若い人たちが羨ましい。さて、今年、還暦を迎えた時に手にしているのは「S5MarkⅡ」か「S5MarkⅡX」か、それとも全部処分して、「RICOH GR IIIx」でスナップを撮っているか?私の希望は「RICOH GR IIIx」でスナップ人生である。

April 2nd, 2023 Toyosaki’s blog

No.308 デジタルサイネージとLUMIX  S5MarkⅡ

No.311 デジタルサイネージとカラーチャッカー

No.311 デジタルサイネージとカラーチャッカー

 以前にも紹介したが、私の撮影時に欠かせないアイテムがカラーチャッカーでる。写真でも動画でも撮影時のカットに、このカラーチャッカーを撮っておくと編集時の色調整がスムーズにできる。ホワイトバランスはもとより、撮影のフォトスタイルによって記録される映像の色は様々に変化してしまう。最近では、写真の場合は「現像」、動画の場合は「カーラーグレーディング」「カラーコレクション」など、編集時に色調を調整し動画の世界観を創ることが多くなってきた。もちろん作品としての色の世界観はクリエイティブな部分ではあるが、仕事としては忠実な色の再現が求められることも多い。特に色にこだわりのある商品の場合には撮影時の注意が必要である。

 ライティングを決め、ホワイトバランスを取ることは当然の作業として、このカラーチャッカーを撮影しておけば、編集ソフトでかなり忠実な色味の再現が可能になる。私が近年まで使用していたカラーチェッカーは、Calibrite(キャリブライト)社の「 ColorChecker Passport Photo 」であった。「Photo」と付くように、写真撮影に特化したカラーチェッカーだが、動画撮影でも有効であった。最近はこの動画版のカラーチェッカーが販売されている。「 ColorChecker Passport Video 」である。動画用に改良されているため、カラーターゲットの配色も違い、よりグレーターゲットが細かくなり、肌色のターゲットも増えている。人、特に女性の肌の撮影には細やかなカラー調整ができ使いやすくなっている。

 もちろんカラーチェッカーは忠実な色の再現の為のアイテムだが、カラーコレクションをする場合でも、まずは、忠実な色を再現してから作り込んだほうが良いと思う。最近は色を変えすぎて世界観ではなく、違和感のある映像もよく目にする。カラーコレクションには、ある意味ルールは無い。クリエイターの感覚で自由に作れてしまう。もちろん仕事であれば、クライアントの了解を得られればそれで良いのだが、行き過ぎたカラーコレクションは、素材の良さまで壊してしまう可能性もある。まずは忠実な「色」の再現。これが撮影の基本であることは言うまでもない。

June 24th, 2023 Toyosaki’s blog