第三巻 デジタルサイネージの仕組み

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第三巻 デジタルサイネージの仕組み

第三巻では、デジタルサイネージはどのような仕組みで構成されているのか?
縦型か横型か、屋外と屋内、ネットワーク式やタッチパネルなど
我々の身近になったデジタルサイネージの「仕組み」の虎の巻です。

デジタルサイネージの種類
縦でも横でもデジタルサイネージ

デジタルサイネージの種類

デジタルサイネージは用途や効果から次の種類に震いされます。

ディスプレイ・モニターの設置方法から「横型」と「縦型」。
ディスプレイ・モニターの設置場所から「屋外用」と「屋内用」。
コンテンツの発信方法で「ネットワーク型」と「スタンドアローン型」。
また、ユーザーとのコミュニケーション方法の違いから「ブロードキャスト型(単方向)」と「インタラクティブ型(双方向)」に分けることができます。

デジタルサイネージ【横型or縦型】

■横型デジタルサイネージ
 一般のディスプレイやテレビと同じ配置で、市販DVDなど多くのコンテンツを流用できるが、デジタルサイネージとしての新鮮さはない。発信する元情報がテレビのCMなどをベースに展開する場合は横型を選択した方が制作コストを削減できます。使わなくなったPCのモニターを利用することも可能ですのでデジタルサイネージの導入には適しています。

■縦型デジタルサイネージ
 デジタルサイネージの普及で今では一般的な設置方法です。一般の横型コンテンツが使用出来ないデメリットもありますが、縦型でしか表現できないコンテンツの魅力で一般のディスプレイとの差別化がはかれますし、縦型用のコンテンツを制作している映像会社も増えています。デジタルサイネージと言えば縦型をイメージする人の方が多いようです。

デジタルサイネージ【屋外or屋内】

■屋外用デジタルサイネージ
 集客や宣伝広告などサイネージの前を通る人に情報を発信するタイプです。屋内用に比べてモニターの輝度が高いLEDディスプレイを使用する必要があることや、雨天対策などで筐体の制作費用面から屋外用ディスプレイは高価になりがちです。

■屋内用デジタルサイネージ
 店舗やその場所・空間に来た人に情報を発信するタイプです。ディスプレイも低価格で、情報発信だけではなく長時間のコンテンツの運用も可能です。ランニングコストも抑えられますのでデジタルサイネージの導入には適しています。


仕組み①【ネットワーク型orスタンドアローン型】

■ネットワーク型のコンテンツ配信

 インターネットなどに接続し、デジタルサイネージ自体でコンテンツをダウンロードして表示させる方法です。各地にちらばっている複数のデジタルサイネージの内容を、ネットワークのオンラインで一括管理することができます。そのため、全国に複数拠点が存在する場合や、1つ拠点内でも複数台の設置を行う場合に向いています。
 ネットワーク型は、時間や場所にとらわれない柔軟がありデジタルサイネージのメリットを生かせる方法ですが、大きなシステムを組むことで、高額なコストとデータ管理が発生します。エンターテイメント性よりも最新情報を共有する事に向いています。たとえばメガバンクのカウンターにある為替情報などはリアルタイムで更新されなければ価値はありません。また、大手のスーパーなどは「今日の特売品」や「チラシ」を全国の店舗で共有できるメリットがあります。ディスプレイもレンタルにすることで、大企業では経費削減できる事例もあります。

■スタンドアローン型のコンテンツ配信

 画像や動画などのデジタルコンテンツを、ディスプレイ内臓のハードディスク、あるいは接続したメディアプレイヤーなどで表示する方法で、ネットワーク回線を必要としません。コンテンツをUSBメモリーなどを介して、そのままデジタルサイネージに接続するというシンプルなプロセスでコンテンツを配信することができます。
 主に、個人や小規模展開のサロンや飲食店での集客や広告。小売店の店頭におけるオススメ商品の販促や宣伝、オフィス内の情報共有やバックヤードのインフォメーションなどが運用の事例です。導入価格を大幅に抑えることができますし、コンテンツ制作の自由度も高いので、初めてのデジタルサイネージの導入にはふさわしい選択です。

デジタルサイネージのタイプ
デジタルサイネージの2大配信システム

デジタルサイネージの種類
タッチパネルでコンテンツ情報を入手

仕組み②【ブロードキャストorインタラクティブ(タッチパネル)】

■ブロードキャスト型デジタルサイネージ

 ブロードキャストとは一方的に「ネットワーク内のすべての端末(デジタルサイネージ)にデータを送ること」を意味します。ユーザーは「そこに表示されたものを見て情報を得る」ことになります。銀行にある為替表示や大型スーパーの特売セール等が一例です。ネットワーク型はこのブロードキャストタイプが主流です。しかし情報の更新頻度も多く、なおかつ正確な情報と安定性のあるシステムの構築が条件となりますのでデジタルサイネージの配信サービスを行っている大手企業への委託が必要となります。


 大規模なデジタルサイネージの配信サービス会社

 NTTのひかりサイネージ

 デジタルサイネージのクラウドポイント

■インタラクティブ型(タッチパネル)サイネージ

 インタラクティブ(双方向)のデジタルサイネージは、タッチパネル式や人間の動きを関知するものがあり、利用者が必要な情報を選択できるようになっています。

 タッチパネル対応のデジタルサイネージを使用することで、施設案内やイベント情報など、ユーザーは知りたい情報を知りたい時に得ることができます。ユーザーの操作によって、どのようなコンテンツが多く見られているかという統計を得ることもできます。しかしこのシステムの構築は高価になりますので、大企業が展開する場合がほとんどです。

 しかし間近に迫る2020年東京オリンピック・パラリンピックでは多くの外国人選手、スタッフ。そして世界中から来場者が集まることを考えれば、企業のみではなく政治レベルや自治体でもこのインバウンド政策を進めなくてはなりません。優秀な技術力を誇る日本ですからハード面の対応は可能となることでしょう。問題はこの状況に対応出来るコンテンツの制作が最も重要な課題です。