第五巻 デジタルサイネージ広告の種類、広告市場

第五巻は、デジタルサイネージが登場する以前の広告媒体
デジタルサイネージの広告の種類、広告市場やメリットなど、
今後、新たな広告媒体として急速に普及が進むことが予想される
我々の身近になった「デジタルサイネージ広告」に関する解説です。


デジタルサイネージが登場する以前の広告媒体

 デジタルサイネージ広告に触れる前にデジタルサイネージの登場以前に普及していた広告媒体のメリット、デメリットを考えてみましょう。ここでは「看板」としての役目をしてきた「看板」「立て看板」「ポスター」「のぼり」「バナー」です。制作費は数十万から数千円と大きな幅がありますが、集客効果、宣伝効果を上げるための、広告宣伝費として多くの広告が作られてきました。デジタルサイネージと比較をしてみてください。

■看板

メリット:一度制作すれば、長期で使用出来る。大きな看板は視認性が高い。
デメリット:制作費、工事費など高額な初期費用がかかる。情報量に制限がある。

■立て看板

メリット:初期費用が安い、長期で使用出来る。情報の交換が可能。
デメリット:あまり目立たない。毎日の設置作業がある。情報の変更が手間。

■ポスター

メリットは:詳細な情報を掲載できる。他の媒体と併用して宣伝できる。張り出しや撤去が簡易。
デメリット:目立たない。劣化する。その都度制作が必要。

■のぼり旗

メリット:手軽。制作費が安い。簡易に他の場所へ移動できる。
デメリット:毎日の設置・撤去作業がある。雨風の時は使用出来ない場合がある。

■バナー

メリット:手軽に制作できる。制作費が安い。デザイン性を高められる。
デメリット:交換が面倒。劣化が激しい。目立たない。

 それぞれの媒体でも目的によっては効果を出せる使い方はあります。デジタルサイネージにも当然デメリットはありますが、ここまで普及するには相当のメリットがあったはずです。デジタルサイネージのメリットについては第三巻でご紹介しますが、デジタルサイネージを導入する前に、今一度、これまでの広告媒体を見直すのも良いかもしれません。

デジタルサイネージ登場以前の広告媒体

デジタルサイネージ広告の種類

デジタルサイネージ広告の種類

 デジタルサイネージが普及し、広告媒体として大きな役割を果たしています。ここでは自社のディスプレイで配信する広告ではなく、広告料金を払って配信する広告に触れたいと思います。デジタルサイネージ広告は次の大きく3つに分けられています。

■①交通広告

■駅構内のデジタルサイネージ:駅改札周辺やホームなどに設置されたデジタルサイネージ広告です。媒体の形式も豊富で、特に改札周辺の柱型デジタルサイネージは、人の通行量が最も多いエリアに設置されている為、効率の良い配信が可能ですが、広告料金が高くなる傾向にあります。

■電車内ビジョン:電車内に設置された広告ディスプレイです。乗車時間を利用する為、比較的長く広告を見せることができます。テレビCMでは訴求しきれないターゲットへの広告に有効です。

■タクシーデジタルサイネージ:後部座席用に設置された広告ディスプレイです。乗客者の目の前で広告放映される為、独占空間での訴求が特徴です。広告費は比較的安めで、観光広告や、地元のアピールるなど地域性を生かした広告に適しています。

■バスのデジタルサイネージ:バス車内前方に設置された広告ディスプレイです。移動時間を有効活用する新しいメディアとして注目されています。バスもタクシーを同じく、地域の情報発信に最適な広告メディアです。

■②ビルボード広告(街頭ビジョン)

 ビルに設置されている大型の広告ビジョンです。通行量の多い駅前や繁華街など、設置されている場所そのものが注目される価値のある事と、通常の広告ディスプレイとは比べ物にならない大型のビジョンが設置されていることがほとんどなので、広告の訴求性は抜群です。長期の配信よりも、ピンポイントの配信が適しています。短期間のプロモーションやイベント告知などにも利用されています。

■③インストアメディア広告

 インストアメディアは、レストラン、書店、スーパーや家電量販店などを中心に設置されてデジタルサイネージの広告メディアです。ターゲット絞った広告配信に向いています。おすすめ商品やお買い得商品、セールの告知など効果的な広告が配信されています。

 これまで、印刷物やネット上で行われてきた広告媒体が、徐々にデジタルサイネージ広告に変わってきているのが現状です。デジタルサイネージ広告を効果的に利用するには、配信する場所とターゲットがマッチしていることがポイントとなるでしょう。


■デジタルサイネージ広告市場の予測

 「デジタルサイネージ市場総調査 2019」によると、2025年にはデジタルサイネージ広告の市場は、1800億円に達すると予測しています。これまで市場をけん引してきたのは交通広告です。デジタルサイネージ設置数は、JR東日本が圧倒的に多く、広告収入も大きいです。地下鉄や私鉄でも設置数や広告収入が増加していて、車両を新型に切り替えるタイミングや、駅構内やコンコースの改装などのタイミングで、デジタルサイネージが設置されることがおおくなりました。また、タクシーの後部座席用のディスプレイの設置が急増しているほか、空港も安定した設置需要があり、デジタルサイネージ広告も伸びてく市場となっています。今後も交通広告はデジタルサイネージ広告市場をけん引していくことが予想されています。
 ビルボード広告(屋外ビジョン)は、新規設置は減少していますが、家電量販店やショッピングセンターなどの壁面、高速道路や幹線道路沿いの設置は増加の傾向にあり、市場も拡大しています。
 インストアメディア他は、2017年以降はコンビニエンスストアや自治体施設で大きく増加しました。今後も店舗や施設に応じた新規設置の増加が見込まれるほか、既存システムの広告枠の活用などによって、交通広告以上の伸びが期待されています。

■デジタルサイネージ広告のメリット

 デジタルサイネージ広告のメリットは情報量の多さです。デジタルサイネージ広告は動画配信が可能なので、これまでのポスターなどの印刷物による広告と違い、契約した時間(秒数)を有効に使って情報量をコントロールすることができます。価格はテレビCMよりも格段に安価ですし、Web広告やYouTube広告と違って、その場にいる人に配信することができます。朝の電車であれば、サラリーマンやOLへ向けた広告。バスであれば、高齢者。街頭であれば若者への広告など、ターゲットを絞った配信戦略が立てられることもメリットです。今後、デジタルサイネージによる広告戦略は更に加速していくことが予想されます。最終的には広告コンテンツの良し悪しでターゲットの反応や効果も変わってくることでしょう。


デジタルサイネージの広告のあり方や、広告制作全般については、
制作ブログ03「デジタルサイネージと広告」も参考にしてください。

デジタルサイネージ広告の市場とメリット


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