第七巻 モニター・ディスプレイの解像度や
パネルの種類

第七巻は、デジタルサイネージで使用されるモニター・ディスプレイの種類、
解像度とサイズ、パネルの種類、ディスプレイの規格など、
我々の身近になったデジタルサイネージの「ディスプレイ」の基礎知識です。


ディスプレイの解像度はHD or 4K サイズは?

 はじめにデジタルサイネージで使用する筐体をディスプレイと呼ぶかモニターと呼ぶかという素朴な疑問があります。実際にデジタルサイネージを販売手いるメーカーでも呼び方は様々です。ピクトパスカルの見解としては、情報を発信する用途は「ディスプレイ」。情報を監視する役目は「モニター」と解釈しています。コンテンツ制作で用いるPC用は「モニター」で、出来たコンテンツを配信するのは「ディスプレイ」としています。どちらにも、はっきりとした決まりはありませんが、ここでは「ディスプレイ」で話しを進めます。

■ディスプレイの解像度

 ディスプレイの解像度は大きく分けてHDと4Kがあります。店内の小型ディスプレイなどの低解像度SD(720×480)などもありますが、これまでの主流はHDでした。しかし2019年頃から4Kのディスプレイの価格が下がったことから、4Kの大型のディスプレイが主流になりつつあります。

■HD (フルハイビジョン)解像度1080×1920(縦置)

 現在の地上波で使用されているテレビモニターの一般解像度です。配信するコンテンツの内容にもよりますが、小型や20インチ〜42インチまでのディスプレイならHDでも充分に情報は伝えられる解像度です。

■4K (ウルトラハイビジョン) 解像度2160×3840(縦置)

 4Kは近い将来HDに変わって主流になると言われていてHDの4倍の解像度があります。小さなモニターでは効果は少ないですが、40インチを超えるモニターだと、その鮮明な画質の差は歴然です。また、絵画や写真等の芸術的なコンテンツを配信する場合には効果を発揮します。ただし4Kディスプレイを購入してもコンテンツが4Kの解像度でなければ意味はありません。コンテンツも4Kが主流になる時代はそう遠くはないはずです。

■8K (スーパーハイビジョン) 解像度7680×4320(縦置)

 そして、8Kディスプレイも登場してきました。2020年に開催予定であった東京オリンピックに合わせて開発が進んできましたが、しかしオリンピック延期の影響で、8Kディスプレイの普及も伸び悩んでしまいました。2021年の開催が実施されれば、色々なパビリオンで8Kディスプレイのオリンピック放映が見られるはずです。しかし、テレビ局の放送レベルの機材が必要とされるので。一般のコンテンツ制作が追いつかなくなるのが現状でしょう。もちろん画像は素晴らしいのですが、普段の生活の中では4Kでも充分に綺麗な解像度であることは間違いありません。

■ディスプレイの大きさ(インチサイズ)

 最近では、新に設計建築されるビルや内装の改装でリニューアルオープンされる店舗など、設計時からマルチディスプレイ・システムを導入される店舗も増えてきています。ピクトパスカルでは、マルチディスプレイ映像の制作を手がけてか ディスプレイの大きさも5インチ〜100インチ以上まで種類は豊富で、設置スペースに応じて選べる点もメリットです。例えば店舗ならショーウィンドウには大型ディスプレイ、製品コーナーにはタブレットと使い分けることで、お客様の目に触れる情報を増やせます。大きさも大切ですが、解像度が低いと大きなディスプレイほど荒い画像になることも注意してください。

 映像技術はハードもソフトも急速に発展しています。そして低価格販売の流れも加速する事でしょう。技術の進歩に合わせ、その都度買い換える選択もありですが、数年先を見越して4Kから導入する方も多いようです。また、会社であれば経費削減としてレンタルという選択もあります。最近ではモニター・ディスプレイの低価格化に伴い、長期リースや短期レンタルを行うサービスも増えてきているようです。

これからは4Kディスプレイが主流の時代へ

デュスプレイのパネルも豊富に

液晶、LED、有機ELなど、パネルの種類

■ディスプレイのパネルの種類

 デジタルサイネージのディスプレイは、大きくLEDビジョンと液晶ビジョンに分けられます。どちらを使うかは、設置場所の環境、屋外屋内で使い分けるのが好ましいでしょう。どちらもディスプレイとして使用されますが、ここでは内部構造から、LEDと液晶の機能面の違いを解説していきます。

■LEDパネル

 LEDはアルミやカーボン素材の筐体表面にLEDモジュール(LED素子)がついていて、電源と映像信号を送って映像を表現をしています。

■液晶パネル

 液晶はパネルのバックライトをカラーフィルターや偏光フィルターなど、何枚ものフィルターを通り光の量を調整し視覚化されます。バックライトの光源を何枚ものフィルターを通すのでLEDに比べると光の輝度が弱い特性があります。日中だと暗く見えることがあります。LEDは光源そのもので映像を表現しますので、外光に負けることなく映像を鮮明に表現する事が可能です。

 また、LEDは1枚ずつモジュール化されているので、1枚としてでも1000枚を1面としてでも、様々な大きさや設置場所に対応できるといった点が違うところです。この特性を活かした例が大型コンサートです。コンサートでは何百枚ものLEDを自由な形、大きさに組上げて映像の演出をしているのです。これは液晶モニターでは実現できない、LEDビジョンの最大のメリットです。

■有機ELパネル

 最近注目を集めている有機ELパネルは自発行方式で、発光材料にジアミン、アントラセン、金属錯体などの有機物を使用します、特徴としては、1画素ごとに明るさを調整できるので、「完全な黒」を表現できる事と構造が単純なので薄型化と軽量化が可能となります。特にコントラスト比が素晴らしく、液晶ディスプレイが1000:1なのに対し、有機ELディスプレイは、1.000.000:1と1000倍もあります。難点は、まだ高価なパネルなので、今後の低価格化を期待したいパネルです。

■その他の特殊ディスプレイ

 その他、最新技術を使ったシースルー(透明)ディスプレイや、鏡の効果があるミラー・ディスプレイ、極薄のフィルム・ディスプレイ、両面ディスプレイ、3Dディスプレイなども販売されています。


ディスプレイの規格

■一般ディスプレイの規格

■アナログ時代の規格

 ディスプレイ・モニターの規格は、テレビ放送と密着な関係があります。ブラウン管をしようしたアナログ放送時代のテレビ企画は4:3でした。これはテレビ放送以前の映画のフィルム規格から発展したものです。テレビ以外のPCモニターなども4:3が主流でした。デジタル化が進んだ初期も、データはデジタルになり、液晶モニターも登場しますが規格は4:3がしばらく続いたのです。

■デジタル時代の規格

 日本の地上デジタル放送(通称地デジ)は、2003年の12月1日に導入が開始され、2011年7月24日にアナログからの完全移行となりました。このときに変更したテレビ企画が16:9でした。このタイミングで液晶モニターの企画も16:9が主流になります。PCモニターは利便性から16:10の企画を使用したディスプレイも多くありましたが、テレビは16:9が定着し、デジタルサイネージのディスプレイの殆どが16:9の企画になったのです。しかし、映像製作者の立場から言えば、この16:9が作品を創る上でベストなサイズではないと言う人もいます。みなさんご存知のように、映画は2:1以上のシネマスコープサイズですし、写真は3:2や4:3が主流です。

■新しい規格外ディスプレイ

 最近デジタルサイネージに、規格外のディスプレイが登場してきました。ワイド・ディスプレイやウルトラワイド・ディスプレイです。このディスプレイは16:9のディスプレイを元に、1/2や1/3にセパレートしたのもで、今までになかった表現が可能となりました。真四角のスクエア・ディスプレイや円形のサークル・ディスプレイなども組み合わせた、新しいデジタルサイネージの演出が期待されています。


規格外ディスプレイの比較や販売会社の情報は、
「ユニークなデジタルサイネージ用ディスプレイ」を参考にしてください。

規格外のユニークなディスプレイ

デジタルサイネージのディスプレイに関するサイト内リンク

目的別にデジタルサイネージの購入ポイントをまとめた「SELECT POINT」

規格外ディスプレイを使用した、新たな空間デザイン「PASS」

ディスプレイの技術に関することは、制作ブログ05「デジタルサイネージの最新テクノロジー」



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