
第二巻 デジタルサイネージの用途と使い方
集客戦略、販促、情報配信など、
可能性が広がるデジタルサイネージの使い方
第二巻は、デジタルサイネージの用途、どのような使い方があるのか?
広告・情報発信、コミュニケーションや空間デザインなど、
デジタルサイネージは様々な配信が可能で、使い方はアイデア次第で広がります。
我々の身近になったデジタルサイネージの「用途と使い方」の解説です。

広告としての用途・使い方
■広告・集客・販促などのインストア広告
小規模店舗でデジタルサイネージを導入した場合に、もっとも利用される使い方は広告です。季節のセールやフェア、一押し商品、作品など、広告・集客効果を目的とした、よりインパクトのある広告ツールとしての利用です。また、飲食店や小売店では、メニューボードや商品の情報を表示させる販促ツールとして使用されています。
また、集客コンテンツとしてウェルカムボートでの使用も多く見られます。デジタルサイネージの用途では、この広告媒体としての導入が一番多く、効果も上げています。
ファーストフードなどでは、メニューボードとしての導入が加速しています。全国のチェーン店などに同じメニュー・コンテンツを同時に配信できるメリットはデジタルサイネージならではな広告戦略です。
■ビルの壁面などのビルボード広告
ビルに設置された大型LEDビジョンなどで配信している広告で、訴求力も高く話題性もあるので、大きな企業でよく使われています。広告費は高額ですが費用対効果を考えると利用価値のある広告です。
■電車、タクシーやバス車内などの交通広告
電車内のドアの上に設置されたデジタルサイネージは、交通広告の中で最も早い時期に広がった広告です。今後は中吊りもデジタルサイネージ化が進むと言われています。
タクシーの後部座席のディスプレイを利用したデジタルサイネージの広告は定着しつつあります。最近では車体そのものをデジタルサイネージの広告とした特殊なディスプレイも登場し話題を呼んでいます。
バス車内のデジタルサイネージ広告は地域に密着したものも多く、広告費も手軽なのでデジタルサイネージ広告の需要を進めることにもつながりそうです。


情報配信としての用途・使い方
■観光地や商業施設、駅などの公共施設での情報配信
広告以外の用途として多いのが情報配信です。たとえば、最新ニュースや天気予報や交通情報速報など、刻々と変わる情報を瞬時に表示できます。また、災害時も危害情報や避難警告などを迅速に配信でき、素早い対応を可能にします。駅に設置されたデジタルサイネージでは、広告媒体としての使用がメインですが、広告の合間で様々な一般情報を配信しています。
観光地や大型商業施設などは、施設案内に用いられます。主要なスポットや誘導経路、フロアの案内など、訪れた人の知りたい情報が一目でわかるようになります。タッチパネルを使用したインフォメーション・サイネージなどが今後増えると予想されています。
公共施設では、地域のニュースやイベントの告知など、掲示板的な役割を果たしています。また役所の場合は行政サービスの案内や防災・減災の情報などにも利用されています。
■オフィスやマンションでの情報配信
またオフィスやマンションでもデジタルサイネージの導入が広がっています。受付やエレベーター前などでは来客したお客様向けのウェルカム情報や会社案内・会社アピールやなどのコンテンツを。オフィス内や休憩室などでは社内向けとして業務伝達、祭事の告知など社内限定のコンテンツを配信することで、社内の情報共有に繋がります。
マンションでは、掲示板の代わりにデジタルサイネージを導入するケースが増えてきました。ゴミの回収情報や、設備の点検情報、地域のコミュニティー情報など、掲示板では注目されなかった情報が住民の方々へ行き渡るようになっています。
ブランディングやSNSコミュニケーション
■デジタルサイネージによるブランディング
デジタルサイネージの用途として広がってきているのがブランディングです。特定の商品の広告ではなく、お店が持つ「ステイタス」や「特徴」など、イメージ戦略としてプロモーション映像などを配信するケースです。特に店内の雰囲気などが分かりづらい場合に、デジタルサイネージで店内の様子を配信することで、安心して入店していただけるケールも出てきます。
デジタルサイネージのコンテンツひとつでお店のイメージアップにつながるので、ブランディンには効果的な使い方でしょう。最先端な映像表現や、おしゃれでクールな広告は、ブランディングの大きな戦力となります。デジタルサイネージを利用したブランディングは益々盛んになっていくことでしょう。
■SNSなどのコミュニケーション・ツール
デジタルサイネージの新しい使い方として注目されてきたのが、SNSと連動したコミュニケーション・ツールとしての活用です。デジタルサイネージはWebやネットとも連動できますので、全国で発信されたSNSの情報をテーマ別に配信したり、デジタルサイネージのコンテンツ自体をSNSで共有・拡散してコミュニティーを広げる使い方です。これは一方方向の情報発信ではなく、双方向のコミュニケーションになりますので、話題性を重視したコンテンツ配信として広がっていくでしょう。
また、マッチング・ツールとしての用途もあり、仕事の情報や、趣味のサークルなど、今まではネット上で展開されてきたコミュニティが、タッチパネル式のデジタルサイネージを導入したマッチング・カフェやマッチング・バーなどで若い人の「情報収集」や「出会い」の場所として登場しています。


デジタルサイネージによる空間デザイン
■アート作品の配信
スポーツのパブリックビューイング、商業施設などでの装飾として、アート作品などを使用した空間演出やエンターテイメントなど、その場を豊かにするための表現にも活用されています。
また、ホテルのエントランスやおしゃれな空間デザインの内装を施したレストランやサロンなどでもブランディングとイメージアップのためにアート作品を配信している例も増えてきています。デジタルサイネージは未知の可能性が詰まっており、今後も広告などを掲示する場所に限らず、様々な用途で活用されることが期待されています。
■複数台のディスプレイを使用した空間演出
デジタルサイネージは複数台のディスプレイをネットワークでつなぎ、コントロールできることも特徴のひとつです。この多機能を利用して、数台のディスプレイよる空間演出も注目され始めています。今までは高価な機材と複雑なシステムが必要だったので、簡単には導入に踏み切れませんでしたが、デジタルサイネージを使用すれば安価な予算でも、空間をガラリと変えてしまうスペースデザインが可能となります。
更に、近年登場してきた16/9以外の規格外ディスプレイを複数台使用することで、今までには無かった新たな映像演出が可能となり、デジタルサイネージの可能性を更に広げています。新規で建設する建物や店舗では、設計時からデジタルサイネージの設置を含めたプランが考えられる時代へと変化しています。
ピクトパスカルの空間デザインは「PASS」へ
デジタルサイネージの用途と使い方 まとめ
デジタルサイネージの普及は進み、今や街中で多く目にするようになりました。
デジタルサイネージの用途・使い方としては、やはり広告が一番多いですが、
今後は広告媒体だけでは無く、エンターテインメントや空間デザインとしての使い方も増えてくるでしょう。
更にデジタルサイネージが普及すれば、用途とも広がり新しい価値が生まれていくはずです。
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