
マルチディスプレイのデジタルサイネージは多彩な配信が可能
複雑な配信プログラムが組める
マルチディスプレイ・マルチモニター
マルチディスプレイとは複数台のディスプレイを連結して1台のディスプレイとして使用するシステムです。
使用するディスプレイによって、マルチビジョン、マルチモニター、マルチスクリーンなどと呼ばれることもあります。
マルチディスプレイによるデジタルサイネージの魅力は、なんと言っても活用の幅の広さです。
配信方法は大きく2つに別れ、ひとつはディスプレイの台数分のコンテンツを配信するパターン。
もうひとつは、連結した複数台のディスプレイを1画面として、1つのコンテンツを配信するパターンです。
もちろん、この両パターンを組み合わせた、より複雑な配信プログラムを組むことも可能です。

ディスプレイの数だけ用途が広がる
マルチディスプレイ
身近な導入例として、ファーストフードのメニュー・ボードがあります。3台のディスプレイを横に連結し、
それぞれの画面に、オススメ商品、フードメニュー、ドリンクメニューなどの個別のコンテンツを配信します。
時折、3画面が1画面となって、ブランディング映像やコマーシャル映像を数秒配信するプログラムです。
この方法はディスプレイの数だけ拡張できるので、大型テナントビルやテーマパークなどへの導入も進んでいます。
マルチディスプレイのメリットとデメリット
マルチディスプレイの最大のメリットは、比較的に安価なディスプレイを使用して、大型画面を構築できることです。
1台数万円のディスプレイでも、マルチディスプレイに対応していれば、複数台を利用することができます。
デメリットは2つで、通常のディスプレイなので、どうしてもベゼル(縁)が黒いラインとして画面を遮ってしまいます。
もうひとつは、複数台をジョイントしても、元のディスプレイの比率である16/9の組み合わせにかならない点です。
ジョイントのラインを無くして、自由な形の大型デジタルサイネージを構築する場合は、LEDビジョンを使用します。
LEDビジョンは
「LEDビジョンの大型デジタルサイネージ」を参照してください。
マルチディスプレイ対応のディスプレイ販売メーカー
※会社情報は2023年6月1日現在

① シャープのマルチディスプレイ
■メーカーからのアピール
複数台を組み合わせて、設置場所に応じた大画面のマルチディスプレイ・デジタルサイネージ表示を可能にする60V型4K液晶ディスプレイ。
4台(2×2)なら120V型/8K相当、16台(4×4)なら240V型/16K相当の超大画面・高精細表示が可能。また独自技術「SHARP Advanced UCCT」により、ディスプレイ間の色ムラや輝度ムラを抑制でき、デジタルサイネージやオフィスでのプレゼンテーション、今後の需要拡大が見込まれているパブリックビューイングなどの用途に最適だ。

② NECのマルチディスプレイ
■メーカーからのアピール
FAシリーズは、明るい環境下でもくっきり鮮やかな高画質設計。映像・電源回路に2系統の冗長性を持たせ、画面表示を消すことのできない用途にも高い信頼性を確保したハイグレードモデルです。
FEシリーズは、ハイグレードモデル(FAシリーズ)の基本設計を踏襲したスタンダードモデル。視認性の高い映像表示と設置のしやすさを両立し、大画面ニーズにきめ細かく応えるモデルです。
屋内用Q2シリーズは、様々な大画面サイズに応えるスクエア型。照明の明るい・外光の差し込む屋内でもくっきりした表示で見やすく、前面からの設置・メンテナンスに対応。バックヤードを確保できない狭い設置場所など、様々な用途・場所に設置できます。

③ LGエレクトロニクスのマルチディスプレイ
■メーカーからのアピール
LG デジタルサイネージ スーパーナロー マルチ液晶モニター(700カンデラ)ビデオウォールシリーズは、狭額ベゼル0.9mmによって構成されたサイネージマルチディスプレイの印象的な没入感を実現。最先端のスマートサイネージプラットフォームによってさらに強まり、ブランド認知度の向上及び店舗への来客数アップ効果を期待できます。またVH7Eシリーズは、自動再生機能以外にもマルチタスクが可能となっております。
Nemkoによって検証された均等な0.9mm* ベゼルと1.8mm*BtB(ベゼルtoベゼル)のボーダレスデザインは、ベゼルによる演出妨害を最小限に抑え、組み立てられたビデオウォールマルチスクリーンで没入感のあるシームレスなコンテンツを提供します。

④ クラウドポイントのマルチディスプレイ
■メーカーからのアピール
クラウドポイントは、2004年にLEDビジョン「VEGAS VISION」の販売開始以来、全国12,000箇所25,000面* のデジタルサイネージを導入しりました。
現在では、100型を超える液晶ディスプレイを製造しているメーカーはほとんどありません。そのため、100型以上のディスプレイを希望される際には、マルチディスプレイを組み上げます。デメリットとしては、ベゼル(各液晶ディスプレイの枠)が目立つという点です。しかし、最近ではシームレス、ベゼルレスといったベゼル幅が小さいマルチ用のディスプレイも多数存在します。そのためベゼルが目立たないマルチディスプレイを組み上げることも可能になっています。

⑤ ヤマトサイネージのマルチディスプレイ
■メーカーからのアピール
駅や空港、繁華街などでよく見かけることができます。ディスプレイを連結させることで1つの巨大なディスプレイを作り上げます。遠くからの視認性を確保でき、インパクトや効果が期待できます。
通常のデジタルサイネージ用ディスプレイと異なり連結部をスマートに見せるため、ベゼル比の少ない仕様になっています。ディスプレイを連結させることで、お好みのディスプレイサイズや形を作ることができます。大型ディスプレイとして大画面でのコンテンツ配信ができるとともに、個別のディスプレイにそれぞれ別のコンテンツを配信することも可能です。

⑥ ファンテックのマルチディスプレイ
■メーカーからのアピール
今まで、マルチディスプレイのサイネージは、専門的な知識と、多額の費用がかかっていました。しかし、Multi Display System「Synchronity」とOTOMOの組み合わせで、簡単、安価にマルチサイネージを構築することができます。
設置状況や、コンテンツの内容によって、ディスプレイを角度、位置など、自由にレイアウトすることができます。また、変形レイアウトにコンテンツをフィットするのも、簡単に設定できます。OTOMOのマルチサイネージは、もちろん動画に対応。複数面のディスプレイで、迫力の動画を配信することができます

⑦ プロテラスのマルチディスプレイ
■メーカーからのアピール
プロテラスのデジタルサイネージはワンストップサービスです。大型LEDビジョンから多数ディスプレイまで、お客様のニーズに合わせて企画ご提案を行い、ロケーションやディスプレイの選定、施工設置、映像コンテンツ制作や運用サポートに至るまで、あらゆる業界や施設においてご満足いただけるデジタルサイネージ導入のお手伝いを一手にお引き受けいたします。
業界ダントツの設置実績を誇るプロテラスのLEDビジョンブランド「TerasVision(テラスビジョン)」は近年、その存在感で屋内外での広告利用やブランディング作りの装飾の一部としても活用されています。多彩なラインナップをご用意しておりますので、価格、サイズ、映像の細かさなど、お客様のご希望に沿ったご提案をさせていただきます。

⑧ CANONのマルチディスプレイ
■メーカーからのアピール
大型ディスプレイをより大きな表示画面にすることが可能です。大型ディスプレイ2面以上は見る者にインパクトを与えるはずです。
1枚のディスプレイで100インチを超えることはコストの面も含めて難しいことです。インパクトのある大型ディスプレイを設置するにはマルチ画面を使うことで実現可能です。特に接近した位置からの表示には繊細なディスプレイを設置することが効果的です。
画像を拡大して表示することはもちろん、ディスプレイごとに別々な表現をすることができるためインパクトのあるデジタルサイネージを作ることが可能となります。お客さまに最適な通信インフラ、インターネット技術を利用した、効率のよいオフィス環境・新しいワークスタイルをご提案いたします。

⑨ 東和エンジニアリンのマルチディスプレイ
■メーカーからのアピール
「マルチウィンドウパス TMP972」は、複数の映像を同時にディスプレイやプロジェクターで表示することができるマルチウィンドウプロセッサーです。パソコン、テレビ放送、DVDプレーヤー、IPカメラなどの映像を用途に応じて自由にレイアウトが可能。さらに「マルチウィンドウパス TMP972」は、4Kコンテンツのプレーヤーとしても利用できます。
災害対策室、危機管理室、役員会議室、ショールーム、ロビー、中央管理室、ビル管理室など、複数の情報を同時に表示する場合に有効です。映像のマルチ表示なら、簡単操作、自由度の高さが好評の「マルチウィンドウパス TMP972」をご検討ください。

⑩ CAYIN Technologyのマルチディスプレイ
■メーカーからのアピール
SMP-NEOは、そのパワフルなマルチビデオ出力機能で、デジタルサイネージのアプリケーションに合うポートレートや風景画面の様々な組み合わせをサポートしています。利用可能な 3 つの出力モード:単独モード、同一モード、拡張モード。各デジタルサイネージ ディスプレイで Full HD (1920x1080) のマルチメディアコンテンツを表示できます。特殊スクリーンの場合は、最大2048x2048 解像度をサポートしています。
ユーザーは、マルチスクリーン デジタル サイネージを最も経済的な方法で構築できます。SMPプレーヤーとビデオウォールコントローラーを併用することで、大型のフラットパネル全体に魅力的な資格効果を作り出すことができます。ビデオウォールは、スタジアムや展示会場など、1台のディスプレイでは注目度が低いと感じるユーザーに、最も適したデジタル サイネージ ソリューションです。
CAYIN Technology は、デジタル サイネージ ソリューション プロバイダとして 2004 年に台湾で設立されました。マルチメディアやネットワーク、WindowsR と Linux の埋め込み型システムなどについて豊富な知識と経験を誇り、ダイナミック デジタル サイネージとインタラクティブなエンターテイメント システムのターンキー製品を提供しています。

⑪ 凸版のマルチディスプレイ
■メーカーからのアピール
大型施設、大型壁面等への多面マルチディスプレイパネルや高精細LEDでの「大型表示」に
Multi Display(マルチディスプレイ)は組み合わせ自由、 いろいろな空間に高品質なマルチ映像の空間を実現するサイネージです。壁面設置から自立型、屋内から屋外へとサイネージディスプレイは年々大型表示に進化しています。トッパンは多面マルチ4K/8K対応のも可能!LEDパネルによるシームレスな大型表示など、圧倒的な臨場感と迫力の映像を提供します。
専用マルチボード搭載のシンプルでパワフルなシステムです。スーパーナローベゼル採用で、多面でも1枚のディスプレイのようなビジュアル表現が可能。設置方法もスタンド式、埋め込み式など様々なニーズに対応。2×2や3×3などの多様な組み合わせにも対応可能です。

⑫ フォトビションのマルチディスプレイ
<WiCanvas>
■メーカーからのアピール
どんな内装にも溶け込むデザイン。フレームを薄く細く設計。カラーは落ち着いたマットシルバー。どんな内装デザインでも違和感なく使用できます。厚さ約13mmの超薄型です。壁に掛けても圧迫感がありません。埋め込む必要なく壁に取付が出来ます。設置コストもおさえられます。
他のシステムや設備なしでマルチモニターで使用する事ができます。データは全てクラウドサーバーからWi-Fiでのワイヤレス接続。今見せたいものをすぐに見せることが可能です。もうデータの入ったDVDやUSBメモリーを送る必要はありません。
全てのモニターを1か所で管理することができます。遠隔地から画像や動画の管理が出来るため、店舗スタッフの負担を減らすことができます。店舗への指示も全く不要で手間が無いため、コストをおさえることが可能です。

⑬ SECエレベーターのマルチディスプレイ
■メーカーからのアピール
あらゆるモニターやプロジェクターでマルチモニターを実現
入力画像の分割出力機能搭載(1入力4出力モデル)
4K/60P(4:4:4)入力対応
18種類のスケーリング出力
出力先ごとに映像回転・反転表示
同シリーズ(G408,G406,G406L,G406S)の多段接続による多画面表示に対応
リモコン、RS-232、USB、ネットワーク経由による外部制御
HDCP2.2/HDCP1.4対応

⑭ ダイエンのマルチディスプレイ
■メーカーからのアピール
デジタルサイネージ配信ソフト・機器の企画・販売・施工
屋外・屋内用モニターケーシングの設計・製作・施工
薄型モニター・プロジェクター・スクリーンの販売・施工
映像・音響関連設備の設計・施工を営むものとしての誇りと責任を持ち、最高品質の製品及び施工管理の実現に「何故そうなるか」を追求し、改善に努めます。
マルチディスプレイ・デジタルサイネージの
購入ポイント
マルチディスプレイは導入や施工の段階から、コンテンツの配信目的も含め複雑なシステム構築が求められます。
マルチディスプレイの開発や製造をしている会社よりも、複雑な配信プログラムを構築できる会社から、
適切なマルチディスプレイを導入することが最も安全でスムーズな導入に結びつくと思われます。
デジタルサイネージの基礎知識も比較の参考に
マルチディスプレイ以外のデジタルサイネージ全般の基礎知識は
「デジタルサイネージとは?デジタルサイネージを徹底解説」を参照してください。
- ■デジタルサイネージの比較と購入のポイント■
- 屋内用デジタルサイネージ・ディスプレイ
- 屋外用デジタルサイネージ・ディスプレイ
- タッチパネル式デジタルサイネージ・ディスプレイ
- タブレットや小型のデジタルサイネージ
- マルチディスプレイのデジタルサイネージ
- LEDビジョンによる大型デジタルサイネージ
- ユニークなデジタルサイネージ用ディスプレイ
- オススメのSTB・メディアプレーヤー
- クラウド型デジタルサイネージのネットワーク配信
- デジタルサイネージのディスプレイ・スタンド
- デジタルサイネージのレンタルやリースのメリット
- デジタルサイネージの製造販売会社・メーカー
- コンテンツ作成ソフト・アプリ、フリーソフト
- デジタルサイネージのショールーム
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マルチディスプレイを導入した後に大切なコンテンツ制作
マルチディスプレイを導入し配信を始めるために必要となってくるのがコンテンツ制作です。
効果的な配信のためには、静止画、動画など豊富なコンテンツが必要になってきます。
ピクトパスカルではオリジナルの制作はもとより、低価格で高品質なコンテンツも販売しています。
ピクトパスカルのコンテンツは、デジタルサイネージ・コレクションを御覧ください。

みなさまのデジタルサイネージの運用が、新たな発展へのきっかけになれば幸いです。
もちろんデジタルサイネージのコンテンツ制作が必要であれば、何なりとご相談ください。