
デジタルサイネージの制作ソフトとアプリ、フリーソフトを紹介
ソフト・アプリでデジタルサイネージの
オリジナル・コンテンツ制作に挑戦
デジタルサイネージを導入したのであれば、当然オリジナルコンテンツを配信したものです。
広報担当の部署がある様な会社でしたら、外注や、デザイナーを雇ってコンテンツ制作を進められますが、
小規模店舗であれば、経営者やスタッフが、広告の制作と配信管理を担うことが多いはずです。
コスト削減を目指すのであれば、自作でコンテンツを作れることに越したことはありません。
デジタルサイネージのコンテンツは、テレビCMのような「敷居の高い」広告ではありません。
どちらかというと、地域に密接した利用者へのアプローチのほうが多いはずです。
決してプロのデザイナーが制作したようなコンテンツが優れているとは限りません。
アナログであったり、ユーモアであったり、伝えたいコンセプトがしっかりと伝われば、
デジタルサイネージを導入して運用した意味も価値も出てくるはずです。

プロ御用達の専門ソフトウェアやアプリケーションから、
プロ並みの機能を持ったフリーソフトまでラインナップ
ここでは、簡易的なものから、専門的なソフトやアプリまで、幅広く紹介したいと思います。
驚かされるのは、フリーソフト、フリーアプリ、無料ソフト、無料アプリの機能の充実です。
使ってみると意外と簡単で、誰にでもオリジナル・コンテンツに挑戦できる環境が揃っています。
より具体的なコンテンツの作り方は、自作コンテンツの作り方「MAKE UP」も参考にしてください。
オススメのソフトとアプリ、フリーソフト
※価格は2023年8月1日現在
ー 有料ソフト・有料アプリ ー
- ① マイクロソフト PowerPoint
- ② アドビ Photoshop
- ③ アドビ Illustrator
- ④ Affinity Photo
- ⑤ Affinity Designer
- ⑥ アドビ Premiere Pro
- ⑦ アドビ After Effect
- ⑧ アップル Final Cut Pro X
- ⑨ DaVinci Resolve Studio 18
- ⑩ EaseUS Video Editor
ー 無料ソフト・無料アプリ ー
- ① アップル Keynote
- ② Bolide Slideshow Creator
- ③ FastStone Image Viewer
- ④ FlexClip
- ⑤ アドビ Photoshop Express
- ⑥ GIMP
- ⑦ Paint.NET
- ⑧ Pixlr E
- ⑨ Seashore
- ⑩ XnConvert
- ⑪ Inkscape
- ⑫ Liber Office Draw
- ⑬ アップル iMovie
- ⑭ DaVinci Resolve 18
- ⑮ Lightwork
- ⑯ VideoProc
- ⑰ Windows Movie Maker
- ⑱ Avidemux
- ⑲ Shotcut
- ⑳ SmartSignage
- ㉑ CYBER Signage Free Edition
プロ御用達の有料ソフトとアプリ
世界中のプロが使用している体表的なソフトは、コンテンツ制作の強い味方です。
スライドショー、写真画像処理、イラスト制作、映像制作そふとなど、
デジタルサイネージのコンテンツ制作に欠かせない有料ソフトをご紹介します。
スライドショー制作ソフト
自作のコンテンツ制作でもっともシンプルで効率よく作業できるソフトは、
プレゼンテーション用のスライドショー作成ソフトになるでしょう。
デザイン性も兼ね備え、表計算などの挿入・データ共有も簡単です。
テンプレートも多く出回っているので、ゼロから作る作業を簡略化できます。
一番の魅力は、制作したスライドを動画データとして出力することが可能なので、
サイネージ自体でプログラムを組まなくても表示時間をコントロールできることです。

① マイクロソフト PowerPoint(パワーポイント)
これさえあれば、何でもできる万能ソフト
価格:¥¥12,984/年(365 Personalオールイン)
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パソコンを使っている人なら知らない人はいない、パワーポイント。元々はプレゼンテーション用に開発されたスライドショー制作ソフトです。テンプレートを使用して、スタイルや専門分野について表現したり、時間を節約したりしましょう。40以上のカテゴリの PowerPoint テンプレートが用意されています。進化し続けているパワーポイントは、3Dオブジェクトやアニメーションを、自分で用意したファイルからでもコンテンツライブラリからでも簡単にスライドに直接挿入できるようになりました。マイクロソフトを代表する総合アプリである「Office」との連動もバッチリで、「Excel」の表計算データなどをスライドで共有するなど、多くのメリットがあるソフトです。パワーポイント用のデジタルサイネージ・テンプレートも多く発売されていますので、自作のコンテンツの入門にはぴったりな完成されたソフトでしょう。
画像処理・イラスト制作ソフト
自作のコンテンツ制作に慣れてきたら、より高度な制作にも挑戦したくなりますね。
オリジナルのイラストを作ってみたり、自分で撮影した写真を見栄え良くなる画像加工など、
世界中のプロのデザイナーやイラストレイターが使用しているソフトやアプリをご紹介しておきます。
多機能なので使いこなすのには時間がかかりますが、インターフェース等は使いやすく、
簡単な作業であれば、初心者でも問題なく使用できるでしょう。

② アドビ Photoshop(フォトショップ)
世界中で利用されているデザイン制作・画像処理ソフト
価格:¥26,160 円/年(単体プラン)
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この世界最高峰の画像グラフィックデザインソフトウェアは、写真の編集や合成から、デジタルペインティング、グラフィックデザインまで、ほぼすべてのクリエイティブプロジェクトの中核を担います。iPad版が登場し、ひらめいたらその場ですぐに制作できるようになりました。画像処理ソフトと言っても多機能で、アニメーション制作や3Dの動画も制作できるマルチ・デザイン・ソフトです。
デジタルサイネージの画像編集を始めるならPhotoshopのチュートリアルを活⽤しましょう。基本から⾼度なテクニックまでご紹介しています。

③ アドビ Illustrator(イラストレイター)
世界で愛されているイラスト制作ソフト
価格:¥26,160 円/年(単体プラン)
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ロゴやイラストから、ポスター、チラシ、商品パッケージ、看板に至るまで、日ごろ私たちが目にするデザインの多くは、Illustratorで作られています。Illustratorは、クリエイターの仕事に欠かせないツールであり、一般的なビジネスや趣味などでも、世界中で幅広く活用されているイラスト制作ソフトです。
使いやすく自由度の高いデザインツールを使って、さまざまな作品を作成できます。図形や文字を組み合わせて洗練されたロゴやイラストを。画像やイラスト・文字を自由かつ正確にレイアウトして、デジタルサイネージをデザイン。地図やグラフなども、Illustratorを使えば見栄えのする表現が可能になります。

④ Affinity Photo
(アフィニティフォト)
最も速く、最も滑らかに、そして最も正確にイメージを編集できるソフトウェアです。
価格:¥7000円
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この優れたアプリは、イメージの編集やレタッチをするのであれ、本格的な多層合成物を創作するのであれ、あるいは美しいラスター ペインティングを作成するのであれ、その作業方法に革命をもたらします。
もし理想的な写真編集ソフトウェアを思い描くとしたら、まさにAffinity Photoがそれとなるでしょう。Affinity Photoを使えば、簡単に補正をかけることも、微妙なレタッチをかけることも、あるいは何百ものレイヤを含む複雑なアート作りに夢中になることも自由自在です。
Affinity Photoは、スピード、機能、精度にこだわる写真やクリエイティブな業務に携わるプロフェッショナルが真っ先に選ぶソフトウェアとなっています。最新の強力なコンピュータテクノロジに対応し、macOS、Windows、およびiOSのすべてで利用できる、必要なあらゆる機能を備えた唯一の写真編集アプリです。

⑤ Affinity Designer
(アフィニティデザイナー)
買いきりのグラフィックソフトの中では最もプロユースのアプリ
価格:¥7000円
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コンセプト アート、プリント オブジェクト、ロゴ、アイコン、UI デザイン、そしてモックアップなどを作成することに関してクラス最高となる当社の強力なデザイン アプリは、すでに何千人ものプロフェッショナルなイラストレーター、ウェブ デザイナー、そしてゲーム開発者が使用しています。彼らはこのアプリの持つ絹のように滑らかなベクトルとラスター デザイン ツールの組み合わせを気に入っています。
llustratorの代替アプリの代表格で、Illustratorの基本的な機能をカバーしてるだけでなく、Illustratorのファイル(ai形式)も開けて編集できます。そして何よりすごいのが、このAffinity DesignerにはCMYKモードが備わっていること。CMYKモードでの制作環境は印刷物のデザインには必須なので、このAffinity Designerは買いきりのグラフィックソフトの中では最もプロユースに近いと言えます。
映像制作・編集ソフト
デジタルサイネージの最大の魅力は、何といっても動画配信です。
動画編集と聞くと、高度な知識と経験が必要だと思われがちですが、
今や、世界中の人がスマホでムービーを撮影しSNSにアップできる時代です。
動画編集でも多くのアプリに対応したテンプレートが増え続けていますので、
テンプレートを利用した編集や、簡単な作業であれば、トライする価値があるでしょう。
動画コンテンツを自作できるようになれば、デジタルサイネージの運用に幅ができるはずです。

⑥ アドビ Premiere Pro(プレミア プロ)
世界で愛されている映像編集トソフト
価格:¥26,160 円/年(単体プラン)
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Premiere ProはYouTubeクリエイターから、ハリウッドの映画制作者まで、映像に関わる多くの人たちから選ばれています。フイルムのような色彩表現や臨場感のある音の調整、心をくすぐるテロップ作成など様々な編集が可能です。アドビの他のアプリとの連携もスムーズに行えるので、ワークフローがとても簡単です。
動画作品は映像だけではなく、静止画像や音、テロップといった様々な要素で構成されています。Adobe Premiere Proには動画編集に必要なすべての機能がそろっていますので、Adobe Senseiの自動化機能とともに効率よく作品を作ることができます。

⑦ アドビ After Effect(アフター エフェクト)
世界最高峰の動画処理制作ソフト
価格:¥26,160 円/年(単体プラン)
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世界中の映像クリエイターが利用している代表的なアプリです。映画のようなタイトル、イントロ、トランジションを作成できます。クリップからオブジェクトを除去したり、炎を出したり雨を降らせたり、ロゴやキャラクターをアニメーションにすることができます。モーショングラフィックスとVFXの業界標準ツールであるAfter Effectsなら、あらゆるアイデアを思い通りに表現できます。
タイトルやクレジット、テロップをアニメーション化したり、すぐに使えるプリセットから作成することもできます。回転からスワイプ、スライドまで、様々なテキストアニメーションやエフェクトが作成可能なので、デジタルサイネージ動画をよりインパクトのあるコンテンツに仕上げる事ができます。

⑧ アップル Final Cut Pro X(ファイナルカット)
MAC用の映像制作ソフト
価格:¥36.000
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アップルの動画編集ソフトとして長きに渡りポストプロダクションで使用されてきたエリートなソフトです。他のソフトに比べ、アップルらしい先進的は映像テクノロジーを注ぎ込んでいます。進化したMetalエンジンにより、Final Cut Proで一段と複雑なプロジェクトの編集ができるようになります。より大きなフレームサイズ、より高いフレームレート、より多くのエフェクトも扱えます。MACでしか使用できませんが、MACのPC能力を最大限に引きだす設計なので、そのすべてが圧倒的な速さです。アドビのソフトも優秀なのですが、年間プランなどの料金体制がネックな方もいます。Final Cut Proは単体購入なので、一度きりの支払いで永年使用できますし、バージョンアップも保証されています。

⑨ DaVinci Resolve Studio 18(ダビンチ ディゾルブ スタジオ)
ブラック・マジックが放つ世界最高峰の映像制作ソフト
価格:¥33,980
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世界のトップクリエイターが絶賛するDaVinci Resolve Studio18は、プロ仕様の8K編集、カラーコレクション、VFX、オーディオポストプロダクション機能を統合した、世界唯一のソリューションです。編集、カラー、エフェクト、オーディオのページを瞬時に切り替えられるDaVinci Resolve Studioは、複数ユーザーによるコラボレーションを目的としてデザインされた唯一のソリューションです。DaVinci Resolveがハイエンドのポストプロダクションにおけるスタンダードとして位置付けられ、ハリウッドの劇場映画、テレビ番組、CM等のフィニッシングにおいて他のソフトウェアより支持されている理由は明らかです。DaVinci Resolveなら最高峰のデジタルサイネージの動画コンテンツ制作が可能になるでしょう。

⑩ EaseUS Video Editor(イーザス ビデオ エディター)
初心者でも使いこなせる動画編集ソフト
価格:3,949円(税込)〜 ※無料体験あり
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初心者でも使いこなせる動画編集ソフトとして、GoProの利用者、またはフルタイムvloggerでも、このカンタンでパワフルなEaseUS Video Editorを利用して、撮りつめた動画をもっと印象深くにすることができます。
トリミング・カット・分割・合併・回転・逆再生・再生スピードの加速/減速などの多彩な機能は簡単に動画編集を実現可能です。また、動画フィルター及びオーバーレイのエフェクトが充実しており、これらのエフェクト素材を取り入れると、まるで別の動画に見える効果があります。
無料とは思えない機能が満載の、
フリーソフトとフリーアプリ
世界中のプロも使用しているのフリーソフトは、コンテンツ制作の強い味方です。
スライドショー制作、写真画・像処理、イラスト制作、映像制作ソフトなど、
デジタルサイネージのコンテンツ制作に欠かせない無料ソフト・アプリをご紹介します。
スライド制作のフリーソフト
スライドショーはデジタルサイネージのコンテンツの中でも最も多く使用されています。
スライドショーといっても静止画だけではなく、動画も扱えるので利便例は高く、
自作のコンテンツ制作で最初にマスターしたいソフトのひとつです。

① アップル Keynote(キーノート)
MAC用のスライドショー制作フリーソフト
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Keynoteは、MAC版の無料プレゼンテーション用スライドショー制作ソフトです。パワーポイントとの大きな違いは、やはり、洗礼されたエフェクトやアニメーションなど、よりデザインに特化しているところでしょう。WindowsのPCでも使用できますので、デザイン性の高いスライドショーを制作したいのであれば、Keynoteをオススメします。
ほとんどのApple製デバイスに内蔵されているKeynoteなら、パワフルなツールや魅力的なエフェクトを駆使して、目を奪う印象的なプレゼンテーションを簡単に作れます。iPad上でApple Pencilを使って図表やイラストを描き、あなたのスライドをいきいきと演出するのも思いのままです。リアルタイムの共同制作機能により、チームのみんなで一緒に作業することもできます。Mac、iPad、iPhone上はもちろん、Windowsパソコンでも共同制作に加われることもメリットです。

② Bolide Slideshow Creator
Bolide Slideshow Creatorは、写真を簡単に組み合わせ、30種以上のトランジションで切り替える音楽付きのスライドショーを作成することができるソフトです。
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必要なファイルを一旦取り込み、それをタイムラインにD&Dで並べていくだけの簡単操作。多彩な視覚効果、BGMやテキストの追加、パン・ズームを追加したスライドショーを作成できるソフトです。写真表示時間と視覚効果の時間を個別に設定でき、それぞれにパン・ズームの効果を設定できます。
作成したスライドショーはAVI/WMV/FLV/MP4/MKV フォーマットで保存できます。
対応OS:Windows XP/7/8/8.1/10/11

③ FastStone Image Viewer
FastStone Image Viewerは、FastStoneが開発している無料の画像加工ソフトです。
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フルスクリーンでの画像表示、スライドショーの作成、リサイズ・色調整・グレイスケールや飾り枠などの画像加工、並んでいるサムネイル表示の画像順のシャッフル、タグ付け、画像の回転、タイムスタンプの変更、ファイル名の一括リネーム、スキン変更などの機能を備えています。多機能画像ビューアで、主要な画像フォーマットのほかデジタルカメラのRAW形式をサポートしている。
対応OS:Windows XP/Vista/7/8/8.1/10/11

④ FlexClip
写真と動画をアップロードし、簡単操作でスライドショーやGIFアニメーションをウェブ上で作成できるサービスです。
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標準で用意されている豊富なテンプレートを利用して、編集、画像や動画の差し込み、テキストの追加、音楽データをアップロードしてBGMに設定することが可能です。動画の回転/反転、フィルタ、画質調整(明るさ、コントラスト、露出、彩度など)、再生速度の調整、トランジションの編集などにも対応。直感的に素早くスライドショーを作成したい場合には使いやすいサービスです。
写真・画像処理系のフリーソフト
写真・画像処理系のソフトは、コンテンツのデザインをワンランク上げる効果があります。
簡易的フリーソフトやアプリでも、その効果は大きく現れます。

⑤ アドビ Photoshop Express
世界中で利用されているデザイン制作・画像処理ソフト、フォトショップの無料版
対応OS:Windows / macOS
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世界中プロが‘使用している画像編集ソフトPhotoshopの無料版です。提供しているのは同じAdobe社なので、機能は似ています。ただし、無料版のため機能制限があり、保存できる画像はJPGとPNGのみ、読み込めるファイル形式もJPG、JPEG、PNG、SVGのみです。ブラウザ上で使えるため、インストールする必要がなく手軽にスタートできます。

⑥ GIMP(ギンプ)
GIMPは、無料とは思えないほど高度な画像編集を行うことができるフリーソフトです。
対応OS:Windows / macOS
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Lプロのデザイナーなどが使用する有料ソフトであるフォトショップの代用として使用している人も多くいます。GIMPの人気が高い理由の1つがレイヤー機能に対応していることです。レイヤーとは、GIMPでは、複数のレイヤーを重ね合わせて画像の編集を行います。例えば、パーツの1部分を加工したい場合、そのレイヤーだけに手を加えれば良いため細かい調整を行うことが可能です。
さらに、GIMPには「プラグイン」と呼ばれる機能を無料で追加できます。プラグインを追加すると機能をより便利にすることができます。よりクオリティーの高い画像編集を目指している人にオススメです。

⑦ Paint.NET(ペイントネット)
基本的な画像編集機能が充実しているPaint.NETは、初心者でも扱いやすいと評判のフリーソフトです。
対応OS:Windows
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リサイズやトリミングをはじめ、複数の画像を組み合わせることもできます。さらに、画像の雰囲気を変えるフィルター機能や文字が書けるペイントブラシ機能も搭載されているため、簡単な画像編集を行いたい方にぴったりです。また、直感的に操作することができて複雑なツールもないため、画像編集ソフトに慣れていない方でも比較的簡単に操作することができます。

⑧ Pixlr E(ピクセライー)
基本的な画像編集機能が充実しているPaint.NETは、初心者でも扱いやすいと評判のフリーソフトです。
対応OS:Windows / macOS
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ソフトをPCにインストールする必要がなく、インターネット環境さえがあればすぐに使い始めることができます。また、パソコンの容量不足でソフトがダウンロードできない人にもおすすめです。操作方法はPhotoshopと似ているといわれ、初心者でも簡単に利用できるようになっています。一般的な画像編集ソフトに搭載されている機能が付いているため、あらゆる場面で活躍するでしょう。
Pixlr Eは、オンライン上で操作するため動作はとても軽快ですが、その反面、オフラインでは使用することはできません。また、作業の途中で誤ってブラウザを閉じてしまうと、それまでのデータは消えてしまうため、こまめに保存するなどの注意が必要です。

⑨ Seashore(シーショア)
Seashoreは、画像のトリミング・リサイズ・色補正に特化したフリー・アプリです。
対応OS:macOS
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Seashoreは、GIMPのソースコードを元に、macOS用にカスタマイズされた画像編集ソフトです。GIMPよりも操作感が軽く、初心者にもわかりやすいインターフェースです。Photoshopほどの高機能な画像編集機能は必要ない場合や、デジカメやスマホで撮影した写真をすぐ手軽に補正して使いたい場合に適しています。
最新のOSバージョンを操作し、いくつかのパフォーマンスとユーザビリティの向上を行い、App Storeを介して世界にリリースされました。Seashoreとは海岸、浜辺の意味なので、屋外での作業に負担のないストレスのないフリー・アプリです。

⑩ XnConvert
XnConvertは、高速で強力な無料で使用できるクロスプラットフォーム・バッチイメージ・コンバーターです。
対応OS:Windows/macOS/Linux
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XnConvertは、写真コレクションの編集を自動化できます。画像、写真、写真を簡単に回転、変換、圧縮し、80を超えるアクション(サイズ変更、切り抜き、色調整、フィルターなど)を適用できます。すべての一般的な画像およびグラフィック形式がサポートされています(JPEG、TIFF、PNG、GIF、WebP、PSD、JPEG2000、JPEG-XL、OpenEXR、カメラRAW、HEIC、PDF、DNG、CR2)。
プリセットを保存して、別のバッチ画像変換に再利用できます。ひとつひとつの画像を丁寧に補正するのではなく、まとめて一定の処理をかけるのに適しています。ピクトパスカルのコンテンツ制作でもよく使用している画像処理の神アプリです。
イラスト制作用のフリーソフト
イラスト制作用のソフトは慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、
一度マスターしてしまえば、イラストやピクトグラムなどのデザインの幅が広がります。
まずは、フリーソフトで、使い勝手や機能を確認して有料に切り替えるなど柔軟に取り入れていきましょう。

⑪ Inkscape(インクスケープ)
Inkscapeは、画像を取り込んでイラストやロゴを作成することができるソフトです。
対応OS:Windows / macOS
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フォトショップと並んで世界中のデザイナーが利用する有料ソフトであるイラストレーターと類似した機能を搭載していることから、非常に人気が高いフリーソフトです。Inkscapeはドロー系と呼ばれるソフトで、数値計算によってモニターに図形を描写します。通常、画像を拡大すると粗くなったりノイズが入ったりしてきれいに表示することができません。しかし、ドロー系のソフトを使用すれば、拡大してもなめらかに表示することが可能です。ドロー系のソフトを使いこなせると、デザインの幅が広くなるので挑戦してみましょう。

⑫ Liber Office Draw
Inkscapeは、画像を取り込んでイラストやロゴを作成することができるソフトです。
対応OS:Windows / macOS
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OpenOffice.orgから派生して生まれたドローソフトです。マイクロソフトOfficeの流れをくんだアプリなので、簡単な操作で図形や絵を描くことができます。PowerPointを使用したことがある方は、スムーズに使えるようになるはず。ぜひお試しください。
映像編集のフリーソフト
動画編集ソフトには、無料で利用できるフリーソフト・アプリも多くあります。
とても無料とは思えない多機能なソフトや、シンプルで使いやすい簡易的なソフトなど、
映像編集の便利さや楽しさを実感するにはフリーソフトが一番です。

⑬ アップル iMovie(アイムービー)
MAC用の映像制作フリーソフト
対応OS:macOS
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洗練されたデザインと直観的なマルチタッチジェスチャを備えたiMovieなら、ハリウッド映画のような予編や、ハイレベルの美しいムービーを作成できます。
タイトル、トランジション、音楽を組み合わせた、8種類のオリジナルテーマ。Appleがデザインした13種類のビデオフィルタを使って、ムービーの見た目をパーフェクト。スローモーションと早送りを使ってムービーに磨きをかける。ピクチャ・イン・ピクチャ、グリーンスクリーン、スプリットスクリーンの各エフェクトを簡単に追加。ムービーの長さに自動調整される内蔵の音楽を使って、サウンドトラックを制作。ミュージックライブラリにある曲やあなた自身のナレーションなどを使って、サウンドエフェクトを追加。など、無料とは思えない多くの機能を搭載しています。

⑭ DaVinci Resolve 18(ダビンチ ディゾルブ)
Blackmagicdesignが放つ世界最高峰の映像制作フリーソフト
対応OS:Windows / macOS
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上記で紹介したDaVinci Resolve Studio18の機能制限版です。機能制限といってもプロフェッショナルな編集でしか使用しない機能ばかりなので、無料版で十分な編集作業が行なえます。無料版DaVinci Resolveの素晴らしいソフトを試してみてはいかがでしょう。

⑮ Lightwork(ライトワーク)
対応OS:Windows / macOS
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Lightworksは、25年以上にわたって映画編集の最前線に立っており、映画史上最高の映画の多くで使用されてきました。Lightworks 2020のリリースに伴い、完全なビデオクリエイティブパッケージを作成したので、誰もが群衆から目立つビデオを作成できます。ソーシャルメディア、YouTube、または4K映画プロジェクト用のビデオを作成する必要があるかどうかにかかわらず、Lightworksはそれをすべて可能にします!初心者からもプロからも長く支持を得ている動画編集ソフトがLightworkです。
注意点としては、日本語対応ではないので、最低限必要な英語力が求められます。とはいえ、多くの機能がありますので、動画制作も自由自在になります。

⑯ VideoProc
対応OS:Windows / macOS
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VideoProcは、軽くてサクサク動く、Windows/Mac両方対応の高性能動画編集・動画処理ソフトです。動画編集、動画・音声変換、動画や音声のダウンロード、画面録画、DVD変換の6つの特徴があり、これらの機能を全て「VideoProc」で使うことができます!
初心者からプロまで、動画を作るすべての人に煩雑なシーケンスなどを排除します。直観的な操作で、初心者でも完璧な作品が作成できます。VideoProcは、HEVC/H.265など最新フォーマットに対応、ドローン空撮、GoPro、ビデオカメラ、スマホなどで撮った様々な映像素材を処理するのに最適な動画ツールです。トリミング、編集、クロップ、分割、結合とエフェクトの適用、カラーの調整、字幕と透かしの追加が可能。

⑰ Windows Movie Maker(ムービーメーカー)
対応OS:Windows
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Windows Movie Maker は簡単で強い動画製作及び編集ソフトで、最新のWindows7, 8,10に適用できます。その経典的なバージョンはWindows Xp とWindows Vistaに適用できます。Windows Movie Makerは動画効果、カット、タイトル、音楽とBGMを加えること、タイムライン調整と自動動画製作の機能を備えてあります。新しい効果とビデオが随時に添付されることができ、既存のものも随時にXMLコードを通じて修正されることもできます。Windows Movie Makerも基本機能があるオーディオ編集ソフトなのでオーディオに色々な効果を追加できます。例えば、フェードイン、フェードアウトなど。要求の通りに、直接オーディオファイル又は動画ファイルを出力することができます。Windowsユーザーには嬉しい無料ソフトです。

⑱ Avidemux(エイブイアイデマックス)
対応OS:Windows / macOS
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Avidemux(エイブイアイデマックス)は動画ファイルの編集や多種多様なフィルターの設定ができるフリーソフトです。カットやフィルターなどの編集機能を備えています。フィルターにはシャープやぼかし、ノイズ除去など70種類以上が標準で搭載され、幅広い動画フォーマットにも対応しています。好きな動画の場面を切り抜いて結合するなど複数の動画を組み合わせ、自由に好みの映像を作り出すことができます。
Avidemuxは無料動画編集アプリですが、表記が英語ですのでフィルターや編集作業など細かい操作には多少の英語力が必要になります。同様の動画編集アプリとしてはさらに高度な編集機能を備えたFinal Cut ProやAdobe Premiereなどがあるので目的に応じて使い分けるといいでしょう。また無料の音声編集アプリとしてはAudacityが便利です。

⑲ Shotcut(ショットカット)
対応OS:Windows / macOS
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Shotcutは、2004年11月に MLTの共同創設者で元のリード開発者であるCharlie Yatesによって考案され ました。Shotcutの現在のバージョンは、別のMLT共同創設者であり現在のリーダーであるDanDennedyによる完全な書き直しです。ダンはMLTに基づいて新しいエディターを作成したいと考えていましたが、ショットカットの名前がとても気に入ったので、それを再利用することにしました。彼は、特にWebVfxおよびMovitプラグインと 組み合わせて、MLTの新しいクロスプラットフォーム機能を実行するソフトを作りたかったのです。
Shotcutは、MacでもWindowsでも使えるオープンソース型の無料動画編集ソフトです。オープンソースによって、ソフトの機能などを自由に書き換えたり付け足したりすることが可能です。動画の切り出しや結合、明度の調整など、機能面と操作性の両面で多くの人に評価をされているソフトです。

⑳ SmartSignage(スマートサイネージ)
対応OS:Windows / macOS
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「SmartSignage(スマートサイネージ)」は、画像を自動的に切り替えてあたかも動画のように再生できるデジタルサイネージ用の編集ソフトです。
SmartSignage は、画像・動画・PDF・ウェブを自動的に切り替えて表示できるデジタルサイネージ ソフトウェアです。2011年4月にフリーソフトとして登場したSmartSignageは、複数のウインドウ表示に対応。マルチモニタ環境でそれぞれ別のコンテンツを表示できます。最新のバージョン2.8はファイル単位で表示時間を指定できます。

㉑ CYBER Signage Free Edition
対応OS:Windows / macOS
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「CYBER Signage Free Edition」は動画の編集から運用までをWeb上で完結できるクラウド型のデジタルサイネージ編集ソフトです。
インターネット環境さえあれば、誰でも簡単にWEB上で画像を配置したり、テロップを入れたりなどの動画編集ができます。制作時には動画、静止画、音声、テロップなどを入れることができ、思い通りのサイネージ広告を展開することができます。
幅広い導入先で高い評価を得ている完全クラウド型のデジタルサイネージ配信ソリューション「CYBER Signage(サイバーサイネージ)」に、「CYBER Signage Free Edition」が誕生しました。お手持ちの機器をデジタルサイネージ端末として利用することができる、無料のライセンスです。
これまでの有料Editionと同様、コンテンツには、動画・Flash・静止画・音声・テロップなどの素材が利用でき、ハイクオリティなデジタルサイネージの運用が可能です。
デジタルサイネージ制作に役立つ
フリー素材のダウンロードサイトを紹介
写真、イラスト、アイコン、音楽、データ変換など、無料でダウンロードして使用できるサイトは、
自作コンテンツの作り方「MAKEUP」の自作デジタルサイネージに役立つ無料素材サイトを御覧ください。
コンテンツ作成用ソフトウェアやアプリ・フリーソフトウェアの比較 まとめ
画像編集や動画編集のソフトやアプリ・フリーソフトは敷居が高いイメージがありますが、
基本的な操作をマステーしてしまえば、そう難しいものでもありません。
ポイントは、まずWindowsとMACのどちらで制作をするかを決めることです。
一般的にはMACの方がデザイン系は優れていると言われがちですが、
Windows専用のソフトでも十分な制作が可能だと思われます。
自作コンテンツは、フリーソフトでも
クオリティーの高い制作が可能
最近のフリーソフトは有料ソフトに挽けと取らない優秀なソフトが多く存在しています。
今はネット上にも、ソフトの操作を解説した多くの情報が溢れています。
口コミや、色々なユーザーの意見も参考にしながら選考するもの良いでしょう。
後は、実際に使ってみて、自分に合った使い勝手の良いソフトを選びましょう。
デジタルサイネージの基礎知識も比較の参考に
ソフト・アプリ以外のデジタルサイネージ全般の基礎知識は
「デジタルサイネージとは?デジタルサイネージを徹底解説」を参照してください。
- デジタルサイネージの比較と購入のポイント
- 屋内用デジタルサイネージ・ディスプレイ
- 屋外用デジタルサイネージ・ディスプレイ
- タッチパネル式デジタルサイネージ・ディスプレイ
- タブレットや小型のデジタルサイネージ
- マルチディスプレイのデジタルサイネージ
- LEDビジョンによる大型デジタルサイネージジ
- ユニークなデジタルサイネージ用ディスプレイ
- デジタルサイネージのSTB・メディアプレーヤー
- クラウド型デジタルサイネージのネットワーク配信
- デジタルサイネージのディスプレイ・スタンド
- デジタルサイネージのレンタルやリースのメリット
- デジタルサイネージの製造販売会社・メーカー
- コンテンツ制作ソフトとアプリ、フリーソフト
- デジタルサイネージのショールーム
• • •
デジタルサイネージの運用で大切な
コンテンツ制作
デジタルサイネージを導入し配信を始めるために必要となってくるのがコンテンツ制作です。
ランニングコストを考えれば、ソフトやアプリで自社や自分でコンテンツ制作ができればベストです。
ピクトパスカルではオリジナルのコンテンツ制作はもとより、低価格で高品質なコンテンツも販売しています。
ピクトパスカルのコンテンツは、デジタルサイネージ・コレクションを御覧ください。

みなさまのデジタルサイネージの運用が、新たな発展へのきっかけになれば幸いです。
もちろんデジタルサイネージのコンテンツ制作が必要であれば、何なりとご相談ください。